管理栄養士 過去問
第37回(2023年)
問17 (午前の部 問17)
問題文
線毛を持つ上皮で内腔が覆われる器官である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第37回(2023年) 問17(午前の部 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
線毛を持つ上皮で内腔が覆われる器官である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- 血管
- 気管
- 食道
- 小腸
- 膀胱
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では上皮組織の種類について覚えておく必要があります。
上皮の特徴と器官を理由付けして覚えるようにしましょう。
血管は単層扁平上皮で内腔が覆われています。
物質交換に向いているため、リンパ管や肺胞などにもみられます。
正解です。
気管は線毛をもつ多列線毛上皮で内腔が覆われています。
鼻腔から気管・気管支にみられ異物をからめる役割をしています。
食道は重層扁平上皮で内腔が覆われています。
細胞が積み重なってできている上皮のため、摩擦などに強いという特徴があります。
皮膚や口腔から食道、肛門などにもみられます。
小腸は単層円柱上皮で内腔が覆われています。
栄養の吸収や、粘液の分泌を行っています。
そのため胃、小腸、大腸、卵管、子宮などにもみられます。
膀胱は移行上皮で内腔が覆われています。
拡張、収縮が可能なため、腎盂、尿管、尿道などにもみられます。
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02
上皮組織の形態による分類の問題です。
それぞれの上皮組織の特徴と働きを整理しましょう。
×
血管は単層扁平上皮で構成されています。
薄い上皮組織なので、物質交換などに向いています。
単層扁平上皮・・・血管内皮、胸膜、腹膜、肺胞など
〇
気管は、表面に線毛がある多列上皮から構成されています。
この細胞は表面に線毛があり杯細胞が豊富です。
線毛と粘液で異物をからめとります。
多列上皮・・・鼻腔~気管・気管支
×
食道は、重層扁平上皮から構成されています。
摩擦などの機械的刺激に強い上皮組織です。
重層扁平上皮・・・皮膚、口腔~食道、肛門、膣など
×
小腸は、単層円柱上皮から構成されています。
ここでは吸収・分泌が行われています。
単層円柱上皮・・・消化器系(胃・小腸・大腸)、卵管、子宮など
×
膀胱は移行上皮から構成されています。
伸縮性があるのが特徴です。
移行上皮・・・腎杯腎盂~尿管~膀胱(尿路)
各気管の特徴と働きにより、構成する上皮組織が異なります。
上皮の形態による働きや利点を確認し分類できるようにしましょう。
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03
線毛上皮は分泌物や異物を運ぶことができます。
単層円柱上皮の中でも線毛が生えている場合を、線毛上皮と呼んでいます。
それぞれの器官の働きと照らし合わせながら上皮組織の機能を考えると解答に近づけます。
血管内皮は単層扁平上皮で構成されています。
単層扁平上皮は物質の通過に適した機能を持っています。
気管や気管支、卵管内面などは単層線毛上皮で構成されています。
分泌物や異物を運ぶ機能を持ちます。
食道粘膜上皮は重層扁平上皮の湿性上皮で構成されています。
この組織は唇や口腔、食道の保護機能を果たしています。
胃や腸の粘膜上皮は、単層円柱上皮で構成されています。
単層円柱上皮は物質の分泌や吸収の機能を持ちます。
膀胱は移行上皮で構成されています。
移行上皮は重層上皮の特殊型で伸展性や保護機能を持ちます。
上皮組織には解説したものの他に、単層立方上皮、角化重層扁平上皮があります。
単層立方上皮は、腎尿細管や甲状腺の上皮を構成しています。
角化重層扁平上皮はバリアとしての働きを持ち、皮膚の表面などを構成しています。
それぞれの上皮組織の特徴を押さえておきましょう。
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