管理栄養士 過去問
第38回(2024年)
問40 (午前の部 問40)
問題文
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問題
管理栄養士試験 第38回(2024年) 問40(午前の部 問40) (訂正依頼・報告はこちら)
- IgAは、胎盤を通過する。
- IgDは、免疫グロブリンの中で分子量が最も大きい。
- IgEは、Ⅰ型アレルギー反応に関わる。
- IgGは、肥満細胞で産生される。
- IgMは、自然免疫に関わる。
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この過去問の解説 (3件)
01
免疫グロブリンはIgD、IgA、IgM、IgE、IgGの5つに分けられます。
それぞれの種類と特徴について理解しておきましょう。
不正解です。
IgAは、胎盤を通過しません。
胎盤を通過するのはIgGであり、血中に最も含まれ、
細菌やウイルスからの防御反応の役割をしています。
IgAは初乳に多く含まれ、新生児の免疫となります。
不正解です。
免疫グロブリンの中で分子量が最も大きいのはIgMであり、
感染の初期に生成されます。
IgDは役割はよくわかっておらず、リンパ球に存在しています。
正解です。
食物アレルギーやアナフィラキシーショック、花粉症などに関わっています。
不正解です。
IgGは肥満細胞で産生されません。IgGはB細胞が形質細胞になって作られる抗体です。
肥満細胞は、作られた抗体を自分で作るのではなく、主に表面の受容体に結合したIgEをきっかけにアレルギー反応に関わります。
不正解です。
IgMは獲得免疫に関わります。
自然免疫とは細菌やウイルスなどの自分ではない者が体に侵入してきた場合
その抗原に対し攻撃し自然に反応する免疫のことです。
獲得免疫とは、同じ種類の抗原が二度目に体内に侵入したときに
記憶されている免疫が反応することを言います。
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02
免疫グロブリン(抗体)は、2本のH鎖と2本のL鎖で構成されるY字型の基本構造を持つタンパク質です。
抗体は、抗原の特定部位を認識して結合し、免疫反応を起こします。
免疫グロブリンは構造により、IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類に分けられます。
不適です。
IgGは、抗体の中で唯一胎盤を通過できます。
IgAは、母乳中の主な免疫物質で、特に初乳に多いです。
不適です。
IgMは、免疫グロブリンの中で分子量が最も大きいです。
正しい文章です。
IgEは、Ⅰ型アレルギーや、アナフィラキシーに関与します。
不適です。
免疫グロブリン(抗体)は、侵入してきたきた抗原の刺激により、B細胞から分化した形質細胞から産生されます。
不適です。
免疫グロブリンは、獲得免疫に関わります。
免疫グロブリンの種類
⚪︎IgM(五量体)
・Ⅱ型・Ⅲ型アレルギーに関与。
・初回の感染等、抗原侵入で産生され感染初期に増加(一次反応)
⚪︎IgD(単量体)
・抗体産生誘導や、呼吸器感染防御に関与するという報告があります。
⚪︎IgG(単量体)
・Ⅱ型・Ⅲ型アレルギーに関与。
・血液中に最も多く分布する抗体。
・IgMの後に産生され感染後期に増加。
・同じ抗原の2度目以降の感染で産生され、二次反応が起こります。
・抗体の中で唯一胎盤を通過できます。
⚪︎IgE(単量体)
・Ⅰ型アレルギーや、アナフィラキシーに関与。
・マスト細胞(肥満細胞)や好塩基球の表面に結合します。
⚪︎IgA(血清中では単量体、分泌物中では二量体)
・唾液や鼻汁、腸液と共に分泌されます。
・母乳中の主な免疫物質、特に初乳に多いです。
・体内全体では産出量が最も多いです。
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03
免疫グロブリンの種類と構造について整理しておきましょう。
(×) IgGは、胎盤を通過します。
免疫グロブリンの5つのクラスの中で胎盤を通過して胎児に移行できるのはIgGのみとなります。
母体で作られたIgG抗体は胎盤を通過し、胎児に移行することで胎児の感染を防御する働きがあります。
(×) IgMが免疫グロブリンの中で分子量が最も大きいです。
免疫グロブリンの分子量はIgMが約90万と最も分子量が大きく、5つの基本構造が結合した5量体となります。
(〇)
I型アレルギーの発症の発症には肥満細胞とIgEがかかわっています。
(×) IgGは、形質細胞で産生されます。
免疫グロブリンを生産するのは形質細胞です。
(×) IgMは、獲得免疫に関わります。
免疫には自己免疫と獲得免疫の2種類があります。
自然免疫は人間に元々備わっているしくみで、免疫細胞が自分と自分以外(非自己)を認識することで、非自己である病原体をいち早く認識し、攻撃することで病原菌の排除を行います。
獲得免疫には、一度侵入した病原体の情報を記憶し、再び侵入された時に一早く対処できるよう学習することができるという特徴があります。
免疫グロブリンが関わる免疫反応は獲得免疫となります。
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