管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問98 (午後の部 問1)
問題文
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問題
管理栄養士試験 第39回(2025年) 問98(午後の部 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 男性よりも少ない飲酒量で健康問題が生じる事実 ―――― 罹患性の認知
- 飲酒以外のストレス発散方法 ―――― 重大性の認知
- おいしいノンアルコール飲料の種類 ―――― 利益の認知
- 節酒で体調が改善した女性の体験談 ―――― 障害の認知
- 生活習慣病のリスクを高める飲酒量を超えた場合 ―――― 自己効力感の認知
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この過去問の解説 (3件)
01
ヘルスビリーフモデルとは、
人が健康に良い行動を実施するかどうかを予測するためのモデルであり、
個人の考え方や信念が健康行動に影響を与えるという考え方をもとに作られています。
罹患性の認知:病気に罹患する可能性(リスク)をどう認識しているか
重大性の認知:病気に罹患した場合、どの程度不利益があるかをどう認識しているか
有益性の認知:行動変容によって得られる健康上のメリットをどう認識しているか
障害性の認知:行動変容によるデメリットをどう認識しているか
自己効力感:「自分は健康に良い行動変容をできる」という確信度
の要素から成り、組み合わさることによって実際行動を起こすかどうかを判断します。
正解です。
男性よりも少量の飲酒であっても健康問題が起きるリスクがあるという事実を対象者に把握してもらうことは、罹患性の認知にあたります。
不正解です。
飲酒以外でどういった方法をとればストレス発散となるかを提案することは、障害性の認知を低下させることに繋がります。
不正解です。
美味しいノンアルコール飲料の種類を対象者に提案することは、自己効力感を高める材料となります。
不正解です。
摂取で体調が改善した女性の体験談を共有することは、有益性の認知を高めます。
不正解です。
生活習慣病のリスクを高める飲酒量を超えた場合の影響についてを知らせることは、重大性の認知を高めます。
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02
ヘルスビリーフモデルとは、健康、疾病に対する信念や認識によって、疾病予防のための行動をとる可能性を予測するモデルのことをいいます。
正解です。
不正解です。
飲酒以外でどういった方法をとればストレス発散となるかを提案することは、利益の認知です。
不正解です。
美味しいノンアルコール飲料の種類を対象者に提案することは、行動のきっかけになる可能性はありますがヘルスビリーフモデルの認知に関係する内容ではありません。
不正解です。
節酒で体調が改善した女性の体験談を共有することは、利益の認知です。
不正解です。
生活習慣病のリスクを高める飲酒量を超えた場合の影響についてを知らせることは、 重大性の認知です。
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03
「男性よりも少ない飲酒量で健康問題が生じる事実――――罹患性の認知」が最も適当です。
これは「自分にも起こりうる」と感じさせる情報で、ヘルスビリーフモデルの罹患性の認知(自分が問題にかかる可能性の認識)を高めます。
適切です。
女性は少ない量でも健康影響が出やすいと伝えることで、「自分にもリスクがある」と感じやすくなり、罹患性の認知が高まります。
不適切です。
代替手段の提示は、「やろうとしたときの障害を減らす」情報で、障害の認知の低減や自己効力感の向上に関わります。
重大性の認知(起こったときの深刻さ)ではありません。
不適切です。
飲みやすい代替の紹介は、実行の障害(楽しめない・続かない等)を下げるための内容です。
利益の認知(行動が病気リスクを下げる効果への期待)を直接示す情報ではありません。
不適切です。
体験談は「やれば良い変化が起きる」を実感させるため、利益の認知を高め、同時に「自分にもできそう」という自己効力感を高めます。
障害の認知とは結びつきません。
不適切です。
これは「その量を超えると危険」という罹患性や重大性に関する情報です。
自己効力感(自分にも行動できる自信)を高めるには、具体的なやり方や成功手順などの提示が必要です。
ヘルスビリーフモデルは、罹患性(なりやすさ)・重大性(深刻さ)・利益(行動の効果)・障害(実行の妨げ)・自己効力感(できる自信)を押さえると整理しやすいです。
今回の対応は、
・リスクを知らせる事実→罹患性
・代替手段やノンアル紹介→障害の低減
・成功体験→利益と自己効力感
という区別が鍵でした。
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