管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問150 (午後の部 問53)

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問題

管理栄養士試験 第39回(2025年) 問150(午後の部 問53) (訂正依頼・報告はこちら)

公衆栄養アセスメントに用いる統計情報とその出典の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 平均寿命 ―――― 国民生活基礎調査
  • 幼児の朝食習慣 ―――― 乳幼児栄養調査
  • 学校給食実施率 ―――― 学校保健統計調査
  • 食中毒の患者数 ―――― 感染症発生動向調査
  • 健診・人間ドックの受診状況 ―――― 患者調査

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この過去問の解説 (2件)

01

各調査の概要や内容を把握する必要があります。公衆栄養のアセスメントに、どのような調査結果を用いるのが有益かを予測することができます。

選択肢1. 平均寿命 ―――― 国民生活基礎調査

不正解です。

平均寿命は、各年齢における死亡数÷人口で求められます。厚生労働省が作成する簡易生命表をもとに算出されます。

選択肢2. 幼児の朝食習慣 ―――― 乳幼児栄養調査

正解です。

乳幼児栄養調査は乳幼児の栄養方法や食事状況の把握を目的としており、朝食習慣についても問われています。

選択肢3. 学校給食実施率 ―――― 学校保健統計調査

不正解です。

学校給食実施率は、学校給食実施状況等調査より求められます。

学校保健統計調査では、幼稚園・学校における子どもの発育や健康状況等に関する調査です。

選択肢4. 食中毒の患者数 ―――― 感染症発生動向調査

不正解です。

食中毒の患者数は、食中毒統計調査より求められます。

感染症発生動向調査は、文字通り感染症に関する発生動向に関する調査です。一部を除き食中毒は感染症ではないため、これには当てはまりません。

選択肢5. 健診・人間ドックの受診状況 ―――― 患者調査

不正解です。

健診・人間ドックの受診状況の把握は、国民生活基礎調査より行われます。

患者調査では、診療所の受診患者数(定点値)や平均在院日数、その他について調査されます。

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02

「幼児の朝食習慣――――乳幼児栄養調査」が最も適当です。
幼児の食事のとり方や生活リズムなどは、厚生労働省の「乳幼児栄養調査」で把握します。

授乳・離乳だけでなく、幼児期の朝食の摂取状況などの実態も尋ねるため、この組合せが適当です。

選択肢1. 平均寿命 ―――― 国民生活基礎調査

平均寿命は「簡易生命表」「完全生命表」で公表されます。

国民生活基礎調査は世帯の所得・医療・介護・生活意識などを調べる調査で、平均寿命の公式値の出典ではありません。

選択肢2. 幼児の朝食習慣 ―――― 乳幼児栄養調査

乳幼児栄養調査は、授乳・離乳の状況に加え、幼児の食事習慣(朝食の有無や頻度など)も把握します。

よって適当です。

選択肢3. 学校給食実施率 ―――― 学校保健統計調査

学校保健統計調査は、児童生徒の身長・体重、虫歯、視力などの健康状態を扱います。

学校給食の実施状況は主に文部科学省の「学校給食実施状況等調査」が出典です。

この組合せは不適当です。

選択肢4. 食中毒の患者数 ―――― 感染症発生動向調査

食中毒の発生・患者数は、食品衛生法に基づく「食中毒統計」(厚生労働省)で整理されます。

感染症発生動向調査は感染症法に基づく対象疾患のサーベイランスで、食中毒統計の公式出典とは異なります。

選択肢5. 健診・人間ドックの受診状況 ―――― 患者調査

患者調査は、医療機関を受診した傷病別の受療状況などを把握する調査です。

健診・人間ドックの受診率は、主に国民生活基礎調査や国民健康・栄養調査で把握されます。

この組合せは不適当です。

まとめ

公衆栄養アセスメントでは、どの指標をどの公的統計から取るかが重要です。

 

・幼児の朝食習慣は「乳幼児栄養調査」

・平均寿命は生命表

・学校給食は学校給食実施状況等調査

・食中毒は食中毒統計

・健診受診は国民生活基礎調査や国民健康・栄養調査

 

といった正しい出典の対応を押さえておくと、現状把握や資料作成がスムーズになります。

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