管理栄養士 過去問
第39回
問58 (午前の部 問58)
問題文
栄養機能食品として表示が認められているビタミンと栄養機能表示の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第39回 問58(午前の部 問58) (訂正依頼・報告はこちら)
栄養機能食品として表示が認められているビタミンと栄養機能表示の組合せである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- ビタミンB1 ―――― 腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。
- ビタミンC ―――― 抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。
- ビタミンD ―――― 炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
- ビタミンE ―――― 皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。
- ビタミンK ―――― 正常な血液凝固能を維持する栄養素です。
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この過去問の解説 (3件)
01
消費者庁は、栄養機能食品の表示についての取り決めを行なっています。
「栄養機能食品とは、特定の栄養成分の補給のために利用される食品で、栄養成分の機能を表示するものをいう」とされています。
表示においては基準が決められており、「規格基準が定められている以外の成分の機能表示や、特定の保健の用途表示はできない」とされています。
不正解です。
ビタミンB1は、『炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。』とされています。
不正解です。
ビタミンCは、『皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。』とされています。
不正解です。
ビタミンDは、『腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。』とされています。
不正解です。
ビタミンEは、『抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。』とされています。
正解です。
ビタミンKは、『正常な血液凝固能を維持する栄養素です。』とされています。
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02
選択肢「ビタミンK――――正常な血液凝固能を維持する栄養素です。」において、ビタミンKは血液を固める働きに関わるタンパク質の合成に必要で、正常な血液凝固能の維持に役立ちます。他の選択肢は、別のビタミンに対応する機能文が当てられており不適当です。
これはビタミンDの機能です。ビタミンB1は炭水化物からのエネルギー産生を助け、神経の働きを正常に保つ点が特徴です。不適当です。
体内の脂質を酸化から守るという表現はビタミンEの機能です。ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持に役立ち、抗酸化作用もあるとされますが、この選択肢における文章はビタミンEに対応します。不適当です。
これはビタミンB群(B1やB2、ナイアシンなど)に用いられる表現です。ビタミンDは腸管でのカルシウム吸収促進と骨の形成に関与します。不適当です。
この選択肢における文章は主にビタミンCの表示例に近い表現です。ビタミンEは抗酸化作用により体内の脂質を酸化から守る点が強調されます。不適当です。
ビタミンKは血液凝固因子の働きに関わるビタミンで、正常な血液凝固能の維持に必要です。表現の対応が適切です。適当です。
覚えておきたい対応は、
ビタミンD=カルシウム吸収促進・骨の形成
ビタミンE=抗酸化作用で体内の脂質を酸化から守る
ビタミンC=皮膚や粘膜の健康維持+抗酸化作用
ビタミンB1=炭水化物からのエネルギー産生と神経の働き
ビタミンK=正常な血液凝固能の維持
です。
機能文はビタミンごとに定型の表現があります。似た言い回しに惑わされず、どの栄養素の決まり文句かをセットで覚えると取り違えを防げます。
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03
ビタミンと栄養機能表示の組合せをしっかり覚えておきましょう。
不正解です。
ビタミンB1は、「炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。」とされています。
不正解です。
ビタミンCは、「皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。」とされています。
不正解です。
ビタミンDは、「腸管でのカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助ける栄養素です。」とされています。
不正解です。
ビタミンEは、「抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素です。」とされています。
正解です。
ビタミンKは、「正常な血液凝固能を維持する栄養素です。」とされています。
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