管理栄養士 過去問
第39回
問67 (午前の部 問67)

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問題

管理栄養士試験 第39回 問67(午前の部 問67) (訂正依頼・報告はこちら)

なす200gから先端とへたを取り除き(廃棄率10%)、なす重量の5%のなたね油を用いて油いためを作った。表は、可食部100g当たりのエネルギー値および調理による重量変化率である。この油いためのエネルギー量(kcal)として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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この過去問の解説 (3件)

01

生のなす200gから廃棄箇所を除いた重量は、廃棄率10%より

200g×0.9=180g

表より、なすを油炒めにした際の重量変化率は76%であるので、

100gのなすを油炒めにした場合76gとなります。

では、設問の可食部180gのなすの油炒め後の重量

180g×0.76=136.8g

この場合のエネルギー量は、100gあたり73Kcalであることから

1.368×73Kcal=99.86Kcal

よって、選択肢からは100Kcalが正解となります。

選択肢1. 100

正解です。

選択肢2. 105

不正解です。

選択肢3. 112

不正解です。

選択肢4. 131

不正解です。

選択肢5. 180

不正解です。

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02

まず、なす200gから先端とへたを除くと可食部は180gです。

表の重量変化率76%を用いると、油いため後の出来上がり重量は180×0.76=136.8gになります。

表の「なす(油いため)73kcal/100g」をこの重量に当てはめると、73×1.368≒100kcalとなります。

選択肢1. 100

計算どおり、73kcal/100g×136.8g≒100kcalで妥当です。

表の「油いため」のエネルギー値は、調理で吸収される油も含めた値として扱います。

選択肢2. 105

出来上がり重量に73kcal/100gを掛けた値よりやや高く、根拠と合いません。

選択肢3. 112

生のなす18kcal/100gに加えた油のエネルギーを単純に足し算したときに出がちな数値です。

しかし今回は表の「油いため」のエネルギー値と重量変化率を使う設問なので過大です。

選択肢4. 131

73kcal/100gを用いた計算よりかなり高く、妥当ではありません。

選択肢5. 180

調理後重量を無視して100g当たりの値をそのまま多く見積もったような数値で、過大です。

まとめ

手順は、

 

①可食部の算出

②重量変化率で出来上がり重量

③出来上がり重量×(油いためのkcal/100g)

 

です。

今回のポイントは、「油いため」のエネルギー値は吸油分を含むため、別途油のkcalを加えないことです。

これを守ると約100kcalに到達します。

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03

調理した食品全質量に対する成分量
  =調理した食品の成分値×(調理前の可食部重量÷100)×(重量変化率÷100)

この式を覚えておけたら、覚えましょう。

選択肢1. 100

正解です。

エネルギー量(kcal)=73×(180÷100)×(76÷100)=99.864

 

選択肢2. 105

不正解です。

 

選択肢3. 112

不正解です。

選択肢4. 131

不正解です。

選択肢5. 180

不正解です。

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