管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問85 (午前の部 問85)
問題文
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問題
管理栄養士試験 第39回(2025年) 問85(午前の部 問85) (訂正依頼・報告はこちら)
- ビタミンAのULは、成人と乳児とで回避対象としている健康障害が異なる。
- ビタミンEのAIは、血中のγ─トコフェロール濃度から算定された。
- ビタミンB1のEARは、たんぱく質1g当たりの必要量から算定された。
- ナトリウムのDGは、24時間尿中ナトリウム排泄量から算定された。
- 鉄の妊娠後期のEAR付加量は、妊娠初期と同じ鉄吸収率を基に算定された。
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この過去問の解説 (3件)
01
各選択肢の略語とその意味は以下のとおりです。
栄養素ごとに設定されている項目が違うため、その根拠も合わせて覚えておくと良いでしょう。
UL:耐容上限量
AI:目安量
EAR:推定平均必要量
EAR付加量:妊娠中等、特別なライフステージ上で、追加が必要と考えられる場合の推定平均必要量
DG:目標量
正解です。
成人では、肝臓へのビタミンAの過剰蓄積による肝障害を指標にULを設定しており、
乳児では、ビタミンAの過剰摂取による頭蓋内圧亢進の症例報告をもとにULを設定しています。
不正解です。
ビタミンEの目安量は、血中のα-トコフェロール量から算定されました。
不正解です。
ビタミンB1のEARは、尿中にビタミンB1の排泄量が増大される摂取量から算定されています。
不正解です。
ナトリウムにおいては、「習慣的な摂取量が5g/日を下回っている者が極めて稀である」という国民健康・栄養調査の結果を受け、
『23年国民健康・栄養調査における摂取量の中央値』と『5g/日』の中間値をDGと算定されています。
不正解です。
妊娠中の鉄の吸収率は、妊娠初期は妊娠前と同じ15%、中期と後期は25%として算定されています。
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02
「ビタミンAのULは、成人と乳児とで回避対象としている健康障害が異なる。」が最も適当です。
2020年版では、成人は肝機能障害を指標に、乳児は頭蓋内圧亢進を指標にしてUL(耐容上限量)を設定しています。
そのとおりです。
成人では肝臓障害を基準にULを設定し、乳児では頭蓋内圧亢進の報告を基にULを定めています。
年齢で重視するリスクが違うため、設定根拠も変わります。
誤りです。
2020年版で扱うのはα‐トコフェロールで、AIはα‐トコフェロールについて算定されています。
γではありません。
誤りです。
ビタミンB1の必要量はエネルギー摂取量に比例して扱われ、1,000kcal当たりの量を基準に算定します。
たんぱく質基準ではありません。
誤りです。
24時間尿は摂取量の推定に用いられる方法ですが、DG(目標量)は高血圧やCKDの重症化予防の観点から食塩相当量:男性7.5 g未満、女性6.5 g未満などとして設定されています。
「尿だけから算定」ではありません。
誤りです。
妊娠では鉄の必要量が増え、初期は15%、中・後期はより高い吸収率を仮定して付加量を計算しています。
初期と同じ前提ではありません。
今回のポイントは、指標の根拠が何かを正しく対応づけることです。
・ビタミンAのULは年齢で重視する健康障害が違う
・ビタミンEはα型で評価
・B1はエネルギー基準
・ナトリウムDGは疾病予防の観点で設定(尿は推定の手段)
・妊娠の鉄は時期で吸収率の前提が変わる
の5点を押さえると解きやすくなります。
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03
日本人の食事摂取基準(2020 年版)の問題ですが2025年版で変更されている箇所がある可能性があります。注意してください。
正解です。
不正解です。
ビタミン EのAIは、血中のα-トコフェロール濃度から算定されました。
不正解です。
ビタミンB6のEARは、たんぱく質1g 当たりの必要量から算定されました。
不正解です。
ナトリウムのDGは、WHO が推奨している量と国民健康・栄養調査における摂取量の中央値から算定されました。
不正解です。
鉄の妊娠後期のEAR付加量は、妊娠初期と異なる鉄吸収率を基に算定されました。
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