管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問92 (午前の部 問92)

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問題

管理栄養士試験 第39回(2025年) 問92(午前の部 問92) (訂正依頼・報告はこちら)

更年期の女性において、増加または上昇するものである。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 血中プロゲステロン値
  • 血中エストロゲン値
  • 血中LDLコレステロール値
  • 血管内皮細胞での一酸化窒素の合成
  • 骨密度

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この過去問の解説 (3件)

01

更年期のホルモン変化として、エストロゲンを始めとする女性ホルモンが減少します。女性ホルモン(特にエストロゲン)は女性の生殖機能の調節だけでなく、骨代謝や脂質代謝等、様々な箇所へと影響しています。このホルモンの減少により、更年期以降は身体の様々な箇所に変調をきたします。

選択肢1. 血中プロゲステロン値

不正解です。

プロゲステロンとは、黄体ホルモンとも呼ばれる女性ホルモンの一種です。排卵後〜生理まで・妊娠期間中に増加するホルモンで、更年期には徐々に減少します。

選択肢2. 血中エストロゲン値

不正解です。

エストロゲンは女性の生殖機能の発達を主とし、その他骨密度の維持やコレステロールの排泄作用等、様々な働きをもつ女性ホルモンの一種です。

更年期に減少します。

選択肢3. 血中LDLコレステロール値

正解です。

エストロゲンの低下により、コレステロール排泄能・異化亢進作用が低下し、血中コレステロール値が上昇します。

選択肢4. 血管内皮細胞での一酸化窒素の合成

不正解です。

エストロゲンは、血管内皮細胞での一酸化窒素の合成を促進していますが、更年期にはこのエストロゲンが低下することで、一酸化窒素の合成は低下します。

選択肢5. 骨密度

不正解です。

エストロゲンは、破骨抑制・骨形成促進を担います。更年期に入りエストロゲンが低下することでこれらの作用が効かなくなり、骨密度は低下します。

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02

「血中LDLコレステロール値」が増加します。

更年期ではエストロゲンが低下することで、肝臓での脂質代謝が変化し、LDLコレステロールが上がりやすくなります。

選択肢1. 血中プロゲステロン値

増えません。

排卵の減少・停止によりプロゲステロンは低下します。

選択肢2. 血中エストロゲン値

増えません。

卵巣機能の低下でエストロゲンは低下します。

これが更年期症状や代謝変化の出発点です。

選択肢3. 血中LDLコレステロール値

正解です。

エストロゲン低下によりLDL受容体の発現や脂質代謝の調整が弱まり、LDLが上昇しやすくなります。

動脈硬化リスクが高まる理由の一つです。

選択肢4. 血管内皮細胞での一酸化窒素の合成

増えません。

エストロゲンは内皮型NO合成酵素(eNOS)を促しますが、更年期ではエストロゲン低下→NO産生低下の方向に働き、血管の拡張能が落ちやすくなります。

選択肢5. 骨密度

増えません。

エストロゲン低下で骨吸収が優位になり、骨密度は低下します。

骨粗しょう症のリスクが上がります。

まとめ

更年期での代表的な変化はエストロゲン低下を軸に、

 

・LDL上昇

・血管拡張能の低下(NO産生低下)

・骨密度低下

 

が起こることです。

生活習慣の見直し(食事・運動)や必要に応じた医療的介入で、脂質異常と骨粗しょう症の予防を意識することが大切です。

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03

更年期の女性のホルモンや症状について覚えておきましょう。

選択肢1. 血中プロゲステロン値

不正解です。

血中プロゲステロン値は、減少します。

選択肢2. 血中エストロゲン値

不正解です。

血中エストロゲン値は、減少します。

選択肢3. 血中LDLコレステロール値

正解です。

選択肢4. 血管内皮細胞での一酸化窒素の合成

不正解です。

血管内皮細胞での一酸化窒素の合成は、減少します。

選択肢5. 骨密度

不正解です。

骨密度は、減少します。

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