管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問101 (午後の部 問4)
問題文
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問題
管理栄養士試験 第39回(2025年) 問101(午後の部 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
- 飲み会に誘われると嬉しいですし、付き合いもあるので断るのは難しいです。
- 家族に協力してもらいながら食事制限に取り組んで、体重を減らしたいと思います。
- 食事制限はストレスがたまるので、暴飲暴食してしまうかもしれないです。
- お菓子の量を減らした方が良いと思いますが、お菓子が好きなので我慢するのは難しいです。
- お菓子作りは一番の趣味なので、やめられないです。
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この過去問の解説 (3件)
01
アンビバレンスとは、「両価性」「両面感情」などと言われ、一つの事象に対して相反する感情が同時に混在する状態を指します。
アンビバレンスは、トランスセオレティカルモデル(行動変容ステージモデル)における「関心期(6か月以内に行動変容する意思がある)」の患者に多く見られます。
栄養指導においては患者の行動変容ステージを把握し、段階に合わせたサポートをすることが求められます。
この発言は、6か月以内に行動変容をする意思がない(無関心期)に当たると推測されます。よって不正解です。
この発言では行動変容に対する前向きな感情のみを語っており、相反する感情の発言はないため、不正解です。
この発言では行動変容に対する後ろ向きな感情のみを語っており、相反する感情の発言はないため、不正解です。
この発言は、「お菓子の量を減らした方が良い」という必要性を理解している感情と、「好きなものを我慢するのは難しい」という行動変容に対する拒否的な感情が混在しています。よってアンビバレンスを示していると言えるため、正解です。
この発言は、6か月以内に行動変容をする意思がない(無関心期)に当たると推測されます。よって不正解です。
トランスセオレティカルモデルにおいて、関心期にある患者は意思が揺らぎやすい状態であり、よってアンビバレンスを示しやすい状態にあると言えます。
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02
アンビバレンスとは、1つの物事に対して正反対の感情や考えを同時に持ってしまうことを言います。
この問題では、同時に持っている2つの考え方が矛盾しているものを選択すれば正解を選ぶことができます。
①飲み会に誘われて嬉しい→飲み会の参加に対して前向き
②付き合いもあるので断れない→飲み会の参加に対して前向き
2つの考えとも飲み会に対して前向きなため、不正解です。
アンビバレンスの場合
→ 飲み会に誘われてイヤだけど、付き合いもあるので断れないです。
①家族に協力してもらいながら→体重減少に前向き
②体重を減らしたい→体重減少に前向き
2つの考え方が体重減少に前向きなので、不正解です。
アンビバレンスの場合
→家族は協力的だけど、食事制限や運動は嫌です。
①食事制限はストレスがたまる→食事制限に対して後ろ向き
②暴飲暴食してしまうかも→食事制限に対して後ろ向き
2つの考え方が食事制限に対して後ろ向きなので、不正解です。
アンビバレンス
食事制限はストレスがたまるけど、暴飲暴食をやめたいです。
①お菓子を減らしたほうが良いと思う
→健康に対して前向き
②お菓子を我慢するのは難しい
→健康に対して後ろ向き
①②で考え方が相反しているので、アンビバレンスの発言となり、正解です。
①お菓子作りは趣味→お菓子作りに対して前向き
②やめられない→お菓子作りに対して前向き
2つの考え方がお菓子作りに対して前向きなので、不正解です。
アンビバレンスの場合
お菓子作りは好きだけど、ダイエットのために我慢しようと思います。
トランスセオレティカルモデル(行動変容ステージモデル)
無関心期(6か月以内に行動変容する意思がない)
関心期(6か月以内に行動変容する意思がある)
準備期(1か月以内に行動変容する意思がある)
行動期(行動を変えて6ヶ月以内)
維持期(行動を変えて6ヶ月以上)
アンビバレンスは行動を変える意識を持った初期の関心期によく見られます。
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03
「お菓子の量を減らした方が良いと思いますが、お菓子が好きなので我慢するのは難しいです。」が最も適当です。
アンビバレンスは、変わりたい気持ちと今のままでいたい気持ちが同時にある状態を指します。
この発言は「減らした方が良い(変化)」と「好きで難しい(維持)」の両方を含みます。
主に今の行動を続けたい気持ち(維持の話)だけを述べています。
変わりたい気持ちが示されておらず、アンビバレンスとは言いにくいです。
変化への前向きな気持ち(変化の話)に偏っています。
迷いを示す要素がなく、アンビバレンスではありません。
不安や障害の認識(維持の方向)が中心です。
変化の利点や意欲が含まれていないため、アンビバレンスとは言えません。
適切です。
変化の必要性と維持したい気持ちの両面が同時に表れており、典型的なアンビバレンスです。
維持の話のみで、変化の方向が含まれていません。
アンビバレンスではありません。
動機づけ面接では、アンビバレンスを丁寧に引き出して整理することが大切です。
変化の理由(利点)と今のままの理由(不安・障害)を両方言語化してもらい、本人が自分で選ぶ力を高められるように支援します。
今回の発言の見分け方は、変化の話+維持の話が同居しているかがポイントでした。
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