管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問114 (午後の部 問17)
問題文
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問題
管理栄養士試験 第39回(2025年) 問114(午後の部 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
- ハリス−ベネディクト(Harris−Benedict)の式で算出された値は、推定エネルギー必要量である。
- ハリス−ベネディクト(Harris−Benedict)の式には、体表面積を用いる。
- 脳梗塞により意識障害をきたした患者のエネルギー必要量は、基礎代謝量の1.5倍とする。
- 安静時エネルギー消費量は、間接熱量計で測定できる。
- 重症熱傷患者では、NPC/Nを健常時より高くする。
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この過去問の解説 (2件)
01
この設問では、基礎代謝量(BEE)の求め方と、推定エネルギー必要量(TEE)の求め方について理解しておく必要性があります。
不正解です。
ハリスーベネディクト(Harris-Benedict)式では、基礎代謝量(BEE)を算出することができます。
推定エネルギー必要量の算出には、BEEにさらに活動係数・ストレス係数を乗じます。
不正解です。
ハリスーベネディクト(Harris-Benedict)式では、体重・身長・年齢を用います。
男性: BEE = 88.362 + (13.397 x 体重kg) + (4.799 x 身長cm) - (5.677 x 年齢)
女性: BEE = 447.593 + (9.247 x 体重kg) + (3.098 x 身長cm) - (4.33 x 年齢)
不正解です。
脳梗塞後はストレス状況によって、推定エネルギー必要量が亢進しています。一般的に基礎代謝量(BEE)の1.1~1.3倍とします。
正解です。
効果的な栄養管理のため、間接熱量計を用いた安静時エネルギー消費量の算出が注目されています。
不正解です。
重症熱傷患者では、体タンパクの異化は亢進しており、主に筋タンパクを分解しエネルギー源としています。そのため栄養管理においては、高タンパク質投与を行うことが推奨されています。
NPC/N比とは、「非タンパク質エネルギー量(糖質+脂質)」と「タンパク質エネルギー量」の比率です。高タンパク質投与を行う重症熱傷例では通常時よりNPC/N比は低く設定します。
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02
「安静時エネルギー消費量は、間接熱量計で測定できる。」が最も適当です。
安静時エネルギー消費量(REE)は、酸素摂取量や二酸化炭素排出量から間接熱量測定で客観的に求められます。
適当ではありません。
ハリス−ベネディクト(HB)式で出るのは基礎代謝量(BEE)/安静時代謝量(REE)の推定値です。
実際のエネルギー必要量は、これに活動・ストレス係数を掛けて調整して求めます。
用いません。
HB式は年齢・性別・身長・体重を用いる回帰式です。
体表面積(BSA)は別の計算(DuBois式など)です。
不適切です。
脳梗塞で意識障害があり臥床中心の場合、エネルギー必要量はBEEの1.0〜1.2倍程度が目安で、1.5倍は過大になりやすいです(重症熱傷・敗血症などで高くなります)。
適切です。
酸素消費量(VO₂)と二酸化炭素産生量(VCO₂)から計算してREEを測定できます。
ベッドサイドでの客観評価に有用です。
不適切です。
重症熱傷ではたんぱく質需要が大幅に増えるため、NPC/N(非たんぱくエネルギー/窒素比)はむしろ低めに設定します(窒素=たんぱく質を相対的に多く供給します)。
臨床では、
・HB式=BEEの推定
・必要量=BEE×活動・ストレス係数
・客観測定は間接熱量計
・高ストレスほどたんぱく質比率↑でNPC/N↓
という流れで覚えると整理しやすいです。
今回は間接熱量計でREEを測れる点が鍵でした。
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