管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問129 (午後の部 問32)
問題文
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問題
管理栄養士試験 第39回(2025年) 問129(午後の部 問32) (訂正依頼・報告はこちら)
- 免疫力の低下
- 高血圧
- 食欲の亢進
- 高カリウム血症
- 耐糖能異常
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この過去問の解説 (2件)
01
ステロイド薬の副作用について理解しておく必要性があります。
ステロイド薬の副作用には、以下のようなものがあります。
①易感染性・・・免疫力が低下し、感染症罹患のリスクが上がります。
②糖尿病・・・ステロイド服用中は糖の合成能が高まり、糖尿病発症のリスクが上がります。
③高脂血症・・・食欲亢進、脂質の代謝異常のために高脂血症のリスクが上がります。これにより中心性肥満や満月様顔貌(ムーンフェイス)を引き起こします。ステロイド服用の特徴的な副作用です。
④高血圧症・・・体内への塩分貯留により、高血圧や浮腫をきたします。
⑤ステロイド潰瘍・・・粘膜の脆弱性が上がるため、消化管等に潰瘍ができやすくなります。
⑥血栓症・・・血小板機能亢進のため、血液凝固能が高まります。これにより血栓症のリスクが高まります。
その他、精神症状、白内障、緑内障、大腿骨骨頭壊死、増毛、脱毛、生理不順等、様々な副作用を呈します。
正解です。
免疫力低下により易感染性を引き起こします。
正解です。
正解です。
ステロイド服用の副作用で食欲が亢進することがあります。
不正解です。
ステロイド服用によって、特にカリウムの上昇は呈しません。
正解です。
ステロイド服用によって耐糖能異常をきたします。
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02
誤っているのは「高カリウム血症」です。
ステロイド薬(主に糖質コルチコイド)はナトリウムと水をため、カリウムを尿へ出しやすくするため、むしろ低カリウム血症になりやすいからです。
適当です。
ステロイドは免疫反応や炎症反応を抑えるため、感染症にかかりやすくなることがあります。
ワクチンや感染予防の配慮が必要です。
適当です。
ステロイドには体内にナトリウムと水を保持する作用や血管反応性を高める作用があり、血圧が上がりやすくなります。
適当です。
中枢への作用などで食欲が増し、体重増加につながりやすいです。
間食や夜食の見直しが大切です。
不適当です。
前述のとおり、ステロイドではカリウムが失われやすく、低カリウム血症を来しやすいです。
筋力低下や不整脈の原因になることがあります。
適当です。
ステロイドは糖新生を促進し、インスリンの効きも悪くなるため、高血糖や糖尿病の悪化を招くことがあります。
ステロイド服用時の栄養指導では、
・減塩(高血圧・浮腫対策)
・エネルギーと間食の管理(体重増加対策)
・糖質のとり方の工夫(高血糖対策)
・骨粗鬆症予防のカルシウム・ビタミンD
・カリウム低下に注意(ただし腎機能によっては主治医の指示に従う)
を押さえるとよいです。
今回の設問では、高カリウム血症が誤りでした。
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