管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問131 (午後の部 問34)
問題文
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問題
管理栄養士試験 第39回(2025年) 問131(午後の部 問34) (訂正依頼・報告はこちら)
- 1か月後の体重増加目標量を決める。
- 体重を毎日測定するように指示する。
- 過食症状の有無を確認する。
- 食欲が増すように運動を推奨する。
- 栄養バランスを整えるように食事内容を指導する。
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この過去問の解説 (2件)
01
神経性やせ症に対する栄養指導の問題です。
神経性やせ症は、異常なまでの痩せへの固執、肥満への恐怖、ボディーイメージの歪みなどが見られる精神疾患であり、主に若年女性に生じます。
以下の2タイプに分かれます。
・摂食制限型:拒食・過剰な運動(消費)を主徴とし、排出行動は伴わない
・過食・排出型:拒食と過食を繰り返し、過食後には自己にて排出行動を行う(嘔吐誘発、下剤・利尿剤等の利用)
不正解です。
神経性やせ症の患者は体重管理に敏感になっており、初回指導から体重増加目標を決めても遂行は難しいと考えられます。
不正解です。
神経性やせ症の患者は体重管理に敏感になっており、初回指導から体重測定を指示すると、逆効果となる可能性があります。
正解です。
この設問では初回の栄養指導としての対応を問われており、まずは患者が、上記のどちらのタイプかを見極めることが必要です。
不正解です。
この患者が摂食制限型である場合、過度な運動によりやせ症を助長する可能性があります。
不正解です。
栄養バランスについての食事指導は必要ですが、初回指導での内容ではありません。初回指導では、患者が行動変容ステージモデルのどの位置にいるか等、現状を把握する必要性があります。
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02
「過食症状の有無を確認する。」が最も適当です。
神経性やせ症の初回指導では、まず安全確認と実態把握が最優先です。
過食・嘔吐・下剤や利尿薬の乱用の有無は、治療方針や電解質異常・再栄養症候群のリスク評価に直結します。
時期尚早です。
初回は医療的リスク(徐脈、低血圧、低体温、低Kなど)と摂食行動の実態を把握することが先です。
体重増加目標は信頼関係ができた後に、週あたりの安全な幅(外来ではおおむね0.25〜0.5kg/週)で共有します。
「1か月後」を先に固定するのは適切ではありません。
望ましくありません。
毎日の自己測定は体重へのこだわりと不安を強めることがあります。
医療側での定期測定(例:週1回)で十分です。
適切です。
過食や嘔吐、下剤・利尿薬の使用は低カリウム血症などの電解質異常につながり、入院適応や再栄養の進め方にも影響します。
初回に必ず確認しておくべき重要項目です。
不適切です。
低体重期の運動は禁忌または制限が基本です。
循環器合併症や骨折リスクが上がり、エネルギー赤字を拡大します。
大切ではありますが、初回から一般的な栄養教育だけに偏るのは不十分です。
まず現在の摂食・排出行動、恐怖食品、食事回数、間食の有無などを把握し、安全に摂取量を段階的に増やす計画を立てます。
神経性やせ症の初回対応は、
①安全確認(バイタル・電解質)
②摂食行動の実態把握(過食・嘔吐・下剤・過剰運動)
③再栄養のリスク評価
が柱です。
その上で、規則的な食事・間食の導入や体重目標の合意に進みます。
最初に必要なのは過食・嘔吐などの有無の確認である点を押さえておくと解きやすいです。
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