管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問135 (午後の部 問38)

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問題

管理栄養士試験 第39回(2025年) 問135(午後の部 問38) (訂正依頼・報告はこちら)

重度嚥下障害患者の直接訓練で用いる食品である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 麦茶
  • とろみ茶
  • おもゆ
  • よく潰したバナナ
  • 絹ごし豆腐

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この過去問の解説 (2件)

01

嚥下障害の訓練は、段階的に行われます。食物を使用しない「間接訓練」と、食物を使用して行う「直接訓練」があります。直接訓練では、万が一誤嚥したときにも肺炎発症のリスクが低いとろみ水から開始し、その後徐々に糖質・タンパク質・脂質を含む飲料や、食品を用いた訓練ヘと移行します。

選択肢1. 麦茶

不正解です。

サラサラの液体は誤嚥リスクが高いため、重度の嚥下障害患者には高難易度となります。

選択肢2. とろみ茶

正解です。

とろみを付けたお茶は咽頭通過の時間が長く、嚥下反射の遅延にも対応しやすくなるため、重度嚥下障害患者の直接訓練に用いるのは妥当です。

選択肢3. おもゆ

不正解です。

重湯は液体状であり重度嚥下障害患者の直接訓練としては高難易度です。第一選択ではありません。重湯を酵素で固めた重湯ゼリー等を用いることがあります。

選択肢4. よく潰したバナナ

不正解です。

食品を用いての直接訓練は、訓練段階のうちでも後半となります。

選択肢5. 絹ごし豆腐

不正解です。

食品を用いての直接訓練は、訓練段階のうちでも後半となります。

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02

「とろみ茶」が最も適当です。

重度の嚥下障害では、サラサラの水分や離水しやすい食品は誤嚥の危険が高いため、まとまりがよく流れがゆっくりな“とろみ付き”の水分から直接訓練を始めることが基本です。

選択肢1. 麦茶

不適当です。

サラサラで流れが速いため、気管に入りやすい(誤嚥しやすい)です。

重度では避けます。

選択肢2. とろみ茶

適当です。

適度な粘度で口の中に留まりやすく、まとまりやすいため、飲み込みのコントロールがしやすいです。

直接訓練の導入としてよく用いられます。

選択肢3. おもゆ

不適当です。

見た目はとろみがあるようでも、実際は粘度が低く流れが速いことが多く、誤嚥の危険があります。

選択肢4. よく潰したバナナ

不適当です。

粘着性が強く水分が少ないため、口腔内や咽頭に残りやすいです。

重度では詰まりやすく、初期の直接訓練には向きません。

選択肢5. 絹ごし豆腐

不適当です。

やわらかいように見えて、口の中で崩れて水分が分離(離水)しやすいため、気管に入りやすいです。

重度では避けます。

まとめ

重度の嚥下障害では、“流れが速い・離水する・粘着性が強い”食品は避けるのが基本です。

とろみ付きの水分やゼリー状食品のようにまとまりが良い形態を用い、少量から段階的に練習します。

粘度は安全と飲みやすさのバランスを見て専門職が調整します。

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