管理栄養士 過去問
第39回
問153 (午後の部 問56)

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問題

管理栄養士試験 第39回 問153(午後の部 問56) (訂正依頼・報告はこちら)

特定給食施設が給食を通して担うことのできる役割である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 給食を活用した栄養教育
  • 望ましい食習慣の形成
  • 不特定かつ多数の者の栄養管理
  • 利用者の食環境の整備
  • 健康の保持増進

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この過去問の解説 (2件)

01

特定給食施設とは、

「特定かつ多数の人に対して継続的に食事を供給する施設のうち、栄養管理が必要なものとして定められた施設で、1回100食以上または1日250食以上の食事を提供する施設」

と定められています。

選択肢1. 給食を活用した栄養教育

○ 正解です。

学校給食等がこれに該当します。

選択肢2. 望ましい食習慣の形成

○ 正解です。

病院・福祉施設、学校、事業所等が該当します。

選択肢3. 不特定かつ多数の者の栄養管理

✕ 不正解です。

不特定ではなく、特定の者に対する栄養管理を行なう施設を指します。

選択肢4. 利用者の食環境の整備

○ 正解です。

事業所等がこれに該当します。

選択肢5. 健康の保持増進

○ 正解です。

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02

特定給食施設とは、健康増進法第20条第1項、健康増進法施行規則第5条により、「特定かつ多数の者に対して継続的に1回100食以上又は1日250食以上の食事を提供する施設」とされています。

選択肢1. 給食を活用した栄養教育

主に学校や社員食堂、医療機関、介護施設などにおいて提供される給食は、喫食者に食べる楽しみを与えるほか、栄養がバランス良く摂れるように献立が計画されていることから喫食者の健康につなげる役割を持っています。

選択肢2. 望ましい食習慣の形成

望ましい食習慣として、まず朝食は脳にエネルギーを補給し睡眠中に下がった体温を上昇させ、一日を気持ちよくスタートさせます。

昼食は午後の勉強、運動のエネルギー補給になり、夕食は成長のための栄養素確保等になります。

食事の量・内容・時間を守り、習慣として身につけることが将来の健康につながるとされています。

選択肢3. 不特定かつ多数の者の栄養管理

×

不特定ではなく、特定かつ多数の者の栄養管理を担う役割があります。

選択肢4. 利用者の食環境の整備

食環境を整備することで、栄養と環境に配慮した食生活、バランスの取れた食、健康経営等の推進を通じ、人々の栄養状況を更に改善していくことを目的としています。

選択肢5. 健康の保持増進

健康の保持増進のため、特定給食施設では適切な栄養管理を行うための指導・助言を行っています。

まとめ

特定給食施設が給食を通して担うことができる役割として誤っているものは、「不特定かつ多数の者の栄養管理」となります。

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