管理栄養士 過去問
第39回(2025年)
問160 (午後の部 問63)

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問題

管理栄養士試験 第39回(2025年) 問160(午後の部 問63) (訂正依頼・報告はこちら)

ある社員食堂では、利用率を高めるための対策を検討している。取り組む内容とマーケティング用語の組合せとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 提供メニューが購入された時間と食数の情報を管理する。 ―――― merchandising
  • 売上成長率と売上構成比から、既存メニューの位置づけを知る。 ―――― product portfolio management
  • 期間限定メニューを商品化する計画を立てる。 ―――― point of sales
  • 新規メニューの写真入りポスターを社内に掲示する。 ―――― place
  • 新規メニューをテイクアウトコーナーで販売する。 ―――― promotion

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この過去問の解説 (3件)

01

給食運営においては、総売上を高め、かつ原価・経費・管理費を低下させることで、より多くの利益を生み出すことができます。

改善すべき点を検討することは、効率的な利益率UPの方法と言えます。

選択肢1. 提供メニューが購入された時間と食数の情報を管理する。 ―――― merchandising

✕ 不正解です。

merchandisingとは、商品が消費者に届くまでの、商品計画・品揃え・価格設定・販促等の一連の流れを指します。

全体の流れを指す用語であり、選択肢のような一部の情報管理には当てはまりません。

選択肢2. 売上成長率と売上構成比から、既存メニューの位置づけを知る。 ―――― product portfolio management

○ 正解です。

product portfolio management とは、複数の製品や事業の市場価値(位置づけ)を分析し、資金を効率的に配分するための戦略フレームワークのことを言います。 

選択肢3. 期間限定メニューを商品化する計画を立てる。 ―――― point of sales

✕ 不正解です。

point of sales とは日本語で「販売時点情報管理」といい、商品の販売状況をリアルタイム記録・管理するシステムを指します。

選択肢4. 新規メニューの写真入りポスターを社内に掲示する。 ―――― place

✕ 不正解です。

マーケティングにおけるplaceとは、商品が顧客に届くまでの流通経路や販売場所を指す言葉です。

選択肢5. 新規メニューをテイクアウトコーナーで販売する。 ―――― promotion

✕ 不正解です。

promotionとは、商品やサービスを知らせ、購入を促すための一連の活動のことを指します。

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02

「売上成長率と売上構成比から、既存メニューの位置づけを知る。―――― product portfolio management」が適切です。

PPM(product portfolio management)は、成長率とシェア(売上構成比で代替)の2軸で商品を整理し、強化・維持・見直しの方針を決める考え方です。

社員食堂でも、メニューの見直しや資源配分に役立ちます。

選択肢1. 提供メニューが購入された時間と食数の情報を管理する。 ―――― merchandising

merchandising(マーチャンダイジング)は、品ぞろえ・価格・陳列・販促など“売り場づくり”に関する活動です。

購入時間や数量のデータ管理は、本来POS(point of sales)データ活用の領域で、用語の組合せが合いません。

選択肢2. 売上成長率と売上構成比から、既存メニューの位置づけを知る。 ―――― product portfolio management

PPMは、市場(売上)の成長率と相対的シェア(ここでは売上構成比で近似)で、商品を花形・金のなる木・問題児・負け犬のように分類して戦略を決めます。

メニューの取捨選択や強化対象の判断に直結するため、組合せとして適切です。

選択肢3. 期間限定メニューを商品化する計画を立てる。 ―――― point of sales

POSは販売時点情報管理のことで、レジでの取引データの記録・活用を指します。

商品化計画は商品企画やMD(マーチャンダイジング)の範囲で、用語が合っていません。

選択肢4. 新規メニューの写真入りポスターを社内に掲示する。 ―――― place

placeは4Pの流通・チャネル・立地を表します。

ポスター掲示はpromotion(販促・コミュニケーション)に当たるため、組合せが誤りです。

選択肢5. 新規メニューをテイクアウトコーナーで販売する。 ―――― promotion

テイクアウトでの販売は提供チャネルの変更で、4Pではplaceに該当します。

promotion(広告・販売促進)ではありません。

まとめ

社員食堂の利用率向上には、どのメニューに力を入れるかを決めることが重要です。

成長率×構成比で整理するPPMは、資源配分とメニュー戦略を考える有効な枠組みです。

あわせて、POSデータ活用(時間帯・数量)で事実を把握し、promotionやplaceの改善(掲示・社内告知、テイクアウト導入など)につなげると、より効果が高まります。

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03

給食におけるマーケティングとは顧客のニーズとウォンツを的確に把握し、製品を開発し、効果的に販売することで顧客を満足させるという一連のプロセスのことを言います。

 

 

選択肢1. 提供メニューが購入された時間と食数の情報を管理する。 ―――― merchandising

×不正解です

 

merchandising(マーチャンダイジング)とは商品化計画と訳され、商品を顧客に販売するために需要を汲み取り供給するまでのサイクルのことを言います。

選択肢2. 売上成長率と売上構成比から、既存メニューの位置づけを知る。 ―――― product portfolio management

⚪︎正解です

 

product portfolio management(プロダクトポートフォリオマネジメント)とは市場成長率と市場占有率を軸に分析して、経営資源を適切に配分する方法です。

既存メニューの位置付けを知ることでこのメニューに資源を費やすメリットがあるか判断する材料になります。

選択肢3. 期間限定メニューを商品化する計画を立てる。 ―――― point of sales

×不正解です

 

point of salesとは販売事典情報管理の略称でPOSシステムとも呼ばれています。

どのような顧客がいつ何を購入しているのかというデータを集積し購買行動を分析することができます。

選択肢4. 新規メニューの写真入りポスターを社内に掲示する。 ―――― place

×不正解です

 

placeとはマーケティングの4つの要素のうち流通のことを言います。

販売場所の見直しや領域の拡大がそれにあたります。

 

新規メニューのポスターの掲示はpromotion(販売促進)にあたります

選択肢5. 新規メニューをテイクアウトコーナーで販売する。 ―――― promotion

×不正解です

 

promotionは上記で記したように販売促進のことを言います。

新規メニューのテイクアウトコーナーでの販売はマーケティングの要素としてplace(場所)に当てはまります。

まとめ

マーケティングの要素として

product(製品)・price(価格)・place(場所)・promotion(販売促進) の大きく4つに分けられます。

単語の意味での解釈で問題ないと思われますのでしっかり覚えておきましょう。

 

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