管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問10 (社会・環境と健康 問10)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問10(社会・環境と健康 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

健康づくりのための睡眠ガイド2023における推奨事項に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • こどもは、年齢にかかわらず昼寝をすることが望ましい。
  • こどもは、年齢にかかわらず10時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。
  • 成人は、7時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。
  • 高齢者は、床上時間8時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。
  • 高齢者は、食生活や運動等の生活習慣、寝室の睡眠環境等を見直して睡眠休養感を高める。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、2024年に厚生労働省から公表された「健康づくりのための睡眠ガイド2023」に関する最新の出題です。

これまでの「「健康づくりのための睡眠指針2014」から10年ぶりに改訂され、今回は「成人」「こども」「高齢者」という3つのライフステージ別に、具体的な数値(睡眠の量)と心がけ(睡眠の質=睡眠休養感)が示されたのが大きな特徴です。

国試対策としては、各世代の「目安となる時間(数字)」「注意すべきキーワード」を整理して覚えることがポイントとなります。

選択肢1. こどもは、年齢にかかわらず昼寝をすることが望ましい。

✕不正解です。

 

こどもは、年齢にかかわらず昼寝をすることが望ましい。  

 

【理由】こどもにおける年齢別の推奨睡眠時間において、5歳までは昼寝の時間が示されていますが、小学生以上は示されていないので、    が誤りです。

選択肢2. こどもは、年齢にかかわらず10時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

✕不正解です。

 

こどもは、年齢にかかわらず10時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。  

 

【理由】「小学生は9〜12時間、中学・高校生は8〜10時間を参考に睡眠時間を確保する」と推奨事項に記載されているので、    が誤りです。

選択肢3. 成人は、7時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

✕不正解です。

 

成人は、7時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。  

 

【理由】「適正な睡眠時間には個人差があるが、6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。」と推奨事項に記載されているので、    が誤りです。

選択肢4. 高齢者は、床上時間8時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

✕不正解です。

 

高齢者は、床上時間8時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

 

【理由】「長い床上時間は健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間を確保する。」と推奨事項に記載されているので、    が誤りです。

選択肢5. 高齢者は、食生活や運動等の生活習慣、寝室の睡眠環境等を見直して睡眠休養感を高める。

◯正解です。

まとめ

試験直前にも見直せるよう、各世代のポイントを以下の表にまとめました。

 

◆ 「睡眠ガイド2023」ライフステージ別重要ポイント一覧

ライフステージ睡眠の「量」(時間の目安)睡眠の「質」(重要なポイント)
こども

小学生:9〜12時間

中学・高校生:8〜10時間

・夜ふかしの習慣化を避ける
成人6時間以上を目安にする・生活習慣や環境を見直し、「睡眠休養感」を高める
高齢者床上時間が8時間以上にならないことを目安にする

・長い床上時間は健康リスク

・日中は活動的に過ごす

・長時間の昼寝は避ける

 

特に、成人の「7時間以上(×、正しくは6時間以上)」や、高齢者の「床上8時間以上(×、正しくは8時間未満に抑える)」は引っかけ問題の定番パターンです。

数字の「以上・未満」まで正確に覚えておきましょう!

参考になった数10

02

健康づくりのための睡眠ガイド2023の内容を理解しましょう。

選択肢1. こどもは、年齢にかかわらず昼寝をすることが望ましい。

不正解です。

 

1〜2歳児は11〜14時間3〜5歳児 は10〜13時間小学生は9〜12時間中学・高校生は 8〜10時間の睡眠時間の確保を推奨しています。

昼寝が推奨されているわけではありません。

選択肢2. こどもは、年齢にかかわらず10時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

不正解です。

 

1〜2歳児は11〜14時間3〜5歳児 は10〜13時間小学生は9〜12時間中学・高校生は  8〜10時間の睡眠時間の確保を推奨しています。

選択肢3. 成人は、7時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

不正解です。

 

成人は1日の睡眠時間が少なくとも6時間以上確保できるように努めることが推奨されています。

選択肢4. 高齢者は、床上時間8時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

不正解です。

 

正しくは「高齢者は、床上時間8時間以上にならないことを目安として必要な睡眠時間を確保する。」です。

床上時間が約8時間以上の場合に、総死亡率が増加することが報告されています。

高齢世代では睡眠時間の長短より も、床上時間が長すぎると不良な健康状態をもたらしうることを示しています。

選択肢5. 高齢者は、食生活や運動等の生活習慣、寝室の睡眠環境等を見直して睡眠休養感を高める。

正解です。

参考になった数1

03

健康づくりのための睡眠ガイド2023では高齢者・成人・こどもの項目別に推奨事項が定められています。

 

高齢者

健康リスク回避のため床上時間が8時間以上にならないようにし、必要な睡眠の確保。

食生活や生活習慣を見直し、睡眠栄養感を高める。

長時間の昼寝をさけ活動的に過ごす。

 

成人

6時間以上を目安として必要な睡眠をとる。

食生活や生活習慣を見直し、睡眠栄養感を高める。

睡眠不調の場合は生活習慣の改善とともに病気の可能性を視野に入れる。

 

こども

小学生は9~12時間、中高生は8~10時間を睡眠時間の参考とする。

朝は太陽を浴びて朝食をとり、日中は運動をして、夜更かしの習慣化を避ける。

選択肢1. こどもは、年齢にかかわらず昼寝をすることが望ましい。

不正解です。

選択肢2. こどもは、年齢にかかわらず10時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

不正解です。

選択肢3. 成人は、7時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

不正解です。

選択肢4. 高齢者は、床上時間8時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する。

不正解です。

選択肢5. 高齢者は、食生活や運動等の生活習慣、寝室の睡眠環境等を見直して睡眠休養感を高める。

正解です。

まとめ

食生活や生活習慣を見直し、睡眠栄養感を高めることは、高齢者、成人共通の推奨事項になります。

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