管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問70 (基礎栄養学 問2)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問70(基礎栄養学 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

細胞膜における物質の輸送に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 促進拡散は、能動輸送である。
  • 単純拡散は、輸送担体(輸送体)を必要とする。
  • 受動輸送は、ATPから生じるエネルギーを必要とする。
  • 二次性能動輸送は、ATPから生じるエネルギーを直接利用する。
  • エンドサイトーシスは、膜動輸送である。

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この過去問の解説 (2件)

01

細胞膜における物質の輸送は、輸送する物質の大きさや濃度勾配、

担体やATPを利用するかどうかによって、分類されます。

選択肢1. 促進拡散は、能動輸送である。

不正解
促進拡散は、受動輸送です。
物質が濃度が高い方から低い方へ移動する際に、

輸送担体によって促進させているのが促進拡散です。

選択肢2. 単純拡散は、輸送担体(輸送体)を必要とする。

不正解
単純拡散は輸送担体を必要とせず、

物質が濃度が高い方から低い方へ移動することを言います。

選択肢3. 受動輸送は、ATPから生じるエネルギーを必要とする。

不正解
能動輸送は、物質が濃度の低い方から高い方へ移動するので、

エネルギーを必要とします。

選択肢4. 二次性能動輸送は、ATPから生じるエネルギーを直接利用する。

不正解
ATPから生じるエネルギーを直接利用するのは、一次性能動輸送です。

SGLT(ナトリウム依存性グルコース共輸送体)が担う仕組みが二次性能動輸送で、

ナトリウムイオンの濃度勾配(一次性能動輸送によるもの)のエネルギーを利用して、

グルコースも一緒に細胞内に取り込むことができます。

選択肢5. エンドサイトーシスは、膜動輸送である。

正解
膜動輸送には、エンドサイトーシスとエキソサイトーシスがあります。
エンドサイトーシスは、物質が細胞膜に結合すると膜に窪みが出来、

それが小胞となって細胞内に取り込んだり飲み込んだりする現象です。
エキソサイトーシスはその逆で、細胞内の物質を詰め込んだ小胞が、

細胞膜まで移動して細胞外に放出または遊離する現象です。
 

参照 看護roo!細胞内外間の物質の移動(2)|細胞の基本 https://www.kango-roo.com/learning/2076/

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02

細胞膜を通した物質の移動は、エネルギーの要否や仕組みの違いにより能動輸送と受動輸送に分けられます。

さらに受動輸送は、「単純拡散」と「促進拡散」の2つに分けられます。

選択肢1. 促進拡散は、能動輸送である。

✕

促進拡散は、受動輸送です。

促進拡散とは、膜にある輸送チャネルの助けを借りて移動する方法です。

選択肢2. 単純拡散は、輸送担体(輸送体)を必要とする。

✕

単純拡散は輸送単体を使わない方法で、細胞膜を直接通り抜けて移動する方法です。

選択肢3. 受動輸送は、ATPから生じるエネルギーを必要とする。

✕

受動輸送はエネルギーを必要とせず、能動輸送はエネルギーを必要とします。

選択肢4. 二次性能動輸送は、ATPから生じるエネルギーを直接利用する。

✕

二次性能動輸送とは、一次性能動輸送が作った濃度勾配をエネルギー源として利用する方法であり、ATPを直接使用しません。

選択肢5. エンドサイトーシスは、膜動輸送である。

◯

エンドサイドーシスとは、例えば白血球が細菌を食べる仕組みのように、細胞膜を変形させて包み込んで取り込む現象のことです。

この仕組みは膜動輸送と言われます。

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