管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問72 (基礎栄養学 問4)
問題文
食後と比べたときの空腹時の肝臓における糖質代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
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管理栄養士試験 第40回(2026年) 問72(基礎栄養学 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
食後と比べたときの空腹時の肝臓における糖質代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- グルコース6─リン酸からグルコースへの変換が抑制される。
- 乳酸からピルビン酸への変換が抑制される。
- グリセロールからのグルコース合成が亢進する。
- 脂肪酸からのグルコース合成が亢進する。
- リシンからのグルコース合成が亢進する。
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この過去問の解説 (2件)
01
空腹時、血糖値が低下してくると、膵ランゲルハンス島からグルカゴンが分泌され、肝臓にあるグリコーゲンを分解し、グルコースが合成されます。
また、たんぱく質や脂肪の分解を促進させて糖新生を促します。
不正解
糖新生の最後の段階で、グルコース6─リン酸からグルコースへの変換が促進されます。
不正解
空腹時には、筋肉にあった乳酸が肝臓に送られ、ピルビン酸への変換が促進されます。
正解
中性脂肪がリパーゼにより、遊離脂肪酸とグリセロールに分解され、肝臓に取り込まれたグリセロールを材料にしてグルコース合成が亢進します。
不正解
脂肪酸からグルコースは合成されません。
脂肪酸は、細胞質内のカルニチンと結合し、ミトコンドリア内に移動して、アセチルCoAをつくります(β酸化)。
不正解
リシンとロイシンは、ケトン体に変換されるケト原性アミノ酸です。
この二つは糖新生によってグルコースに変換されません。
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02
まず肝臓の働きとして、食後には血糖を「貯蔵」し、空腹時に貯蔵した血糖を「放出する」という、糖質代謝を行っています。
<食後>
・血液中のグルコースが肝臓に取り込まれ、肝グリコーゲンとして貯蔵される
・糖質過剰の場合、脂肪酸への合成が促進され、中性脂肪として貯蔵
・糖新生の制御
<空腹時>
・肝グリコーゲンを分解し放出
・糖新生の亢進
✕
空腹時はグルコースを生成し血糖値を保つ働きをするため、グルコース6─リン酸からグルコースへの変換は促進されます。
✕
乳酸からピルビン酸への変換は、空腹時における糖新生の最初の段階です。
空腹時は糖新生が促進されるため、ピルビン酸への変換は促進されます。
◯
グリセロールからのグルコースの合成は亢進します。
✕
脂肪酸からグルコースは作れません。
空腹時は脂肪酸が肝臓でβ酸化されますが、その際にATPが作られ、これを糖新生のエネルギー源とするという関連はあります。
また、長期の空腹(飢餓状態)となると、脂肪酸からケトン体が作られます。
✕
リジンはケト原性アミノ酸であるため、グルコースの合成には使用できません。
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