管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問126 (臨床栄養学 問16)
問題文
70歳、女性。アルコール性肝硬変(非代償期)。食事摂取不良、低栄養、肝性脳症のため入院した。肝性脳症改善後、低血糖がみられたため、管理栄養士による栄養評価に基づき、LES(late eveningsnack)を含む食事療法が開始され、肝不全用経腸栄養剤が処方された。食事摂取および経腸栄養剤の服用は良好である。食事療法を開始した日から3週間後までの検査値および病態の変化として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
管理栄養士試験 第40回(2026年) 問126(臨床栄養学 問16) (訂正依頼・報告はこちら)
70歳、女性。アルコール性肝硬変(非代償期)。食事摂取不良、低栄養、肝性脳症のため入院した。肝性脳症改善後、低血糖がみられたため、管理栄養士による栄養評価に基づき、LES(late eveningsnack)を含む食事療法が開始され、肝不全用経腸栄養剤が処方された。食事摂取および経腸栄養剤の服用は良好である。食事療法を開始した日から3週間後までの検査値および病態の変化として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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羽ばたき振戦の出現
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上腕筋囲の減少
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血中アルブミン値の低下
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早朝空腹時低血糖の改善
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フィッシャー比の低下
この過去問の解説 (2件)
01
アルコール性肝硬変の非代償期で、低栄養と低血糖がみられた方への栄養療法です。
就寝前に軽食をとるLESと、肝不全用の経腸栄養剤を使って、3週間後にどう変わるかを考えます。
栄養状態が良い方向へ進んだとき、どの数値や症状が動くかを順に見ていきましょう。
羽ばたき振戦は肝性脳症のサインで、状態が良くなれば消えていく症状です。
改善の経過で新たに出てくるのは合いません。
上腕の筋囲は筋肉量の指標で、栄養がとれてくれば保たれる、または増える方向です。
減少は悪化を意味するので当てはまりません。
アルブミンは栄養が改善すれば上がる値なので、低下は逆方向です。
冒頭で触れた夜間低血糖の話が、そのまま当てはまります。
就寝前にエネルギーを補うLESの効果で、これが正解です。
肝不全用の経腸栄養剤は分岐鎖アミノ酸を多く含み、フィッシャー比を高める方向に働きます。
低下ではなく上昇が期待される値です。
羽ばたき振戦が「新たに出現する」という設定は、肝性脳症が改善後に消えていくものなのに、流れを逆向きに読ませる引っかけです。
良くなったのだから悪化のサインは出ない、と落ち着いて考えれば、迷わないはずです。
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02
LES(late eveningsnack)とは就寝前に軽食をとり、肝臓のエネルギー不足を補う食事療法です。
肝硬変の患者さんは肝臓のグリコーゲン貯蔵量が少なく、寝ている間に飢餓状態を引き起こすことがあります。
筋肉減少予防や、低血糖防止のためにこの食事療法が選択されます。
不正解です。
肝性脳症の症状です。
不正解です。
筋肉減少を予防します。
不正解です。
血中アルブミン値は上昇します。
正解です。
不正解です。
フィッシャー比の低下を抑制します。
LES(late eveningsnack)は就寝前に食事をとることで、睡眠中の飢餓状態を防ぐことを目的とします。
飢餓状態を防ぐことでどんなメリットがあるかを考えて答えましょう。
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