管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問7 (社会・環境と健康 問7)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問7(社会・環境と健康 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

スクリーニング項目Aは、あるカットオフ値以上で陽性と判定される。K事業所では、この項目Aを用いて早期から保健指導を行うため、カットオフ値を現状より引き下げることにした。この変更によって生じる変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 敏感度は低下する。
  • 特異度は上昇する。
  • 陽性者の割合は低下する。
  • 偽陽性率は上昇する。
  • 偽陰性率は上昇する。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

◆スクリーニング検査の精度を示す指標として「敏感度(感度)」「特異度」があります。

・感度は検査がどれくらい確実に対象となる疾患を拾い上げられるかを示していて、高いほど疾患を見逃さない可能性が高いです。

・特異度は疾患のない者を識別するものであり、低い場合は疾患のないものが陽性となり(偽陽性)、精密検査が増加することになります。

 

以上を踏まえたうえで問題を解いていきましょう。

選択肢1. 敏感度は低下する。

✕不正解です。

 

カットオフ値を下げると陽性になる疾患群は増加します。(感度があがります。

そのためこの解は不正解となります。

選択肢2. 特異度は上昇する。

✕不正解です。

 

カットオフ値を下げると陰性になる非疾患群は減少します。(特異度が下がります。

そのためこの解は不正解となります。

選択肢3. 陽性者の割合は低下する。

✕不正解です。

 

カットオフ値を下げると陽性になる疾患群は増加します。(感度があがります。)

そのためこの解は不正解となります。

選択肢4. 偽陽性率は上昇する。

◯正解です。

選択肢5. 偽陰性率は上昇する。

✕不正解です。

 

カットオフ値を下げると偽陰性率は減少します。

そのためこの解は不正解となります。

まとめ

カットオフ値を下げた時(上げた時)に感度・特異度・偽陰性率・偽陽性率がどのように動くのか理解しましょう。

図に書いて覚えるとわかりやすいです。

参考になった数4

02

カットオフ値とは、この値を超えると判断が変わる(陰性/陽性)という基準ラインのことです。

カットオフ値を引き下げるということは、基準が厳しくなる、陽性者が多くなる、と考えられます。

選択肢1. 敏感度は低下する。

不正解です。

敏感度とは疾病の罹患者が検査で陽性になる割合です。

陽性判定が増えるため、敏感度は上昇します。

選択肢2. 特異度は上昇する。

不正解です。

特異度は疾病を持たない人が、検査で陰性になる割合です。

陽性判定が増えるため、陰性者の陽性判定(偽陽性)も増えます。

選択肢3. 陽性者の割合は低下する。

不正解です。

陽性判定が増えるため、陽性者の割合は増えます。

選択肢4. 偽陽性率は上昇する。

正解です。

陽性判定が増えるため、陰性者の陽性判定(偽陽性)も増えます。

選択肢5. 偽陰性率は上昇する。

不正解です。

陽性判定が増えるため、陰性判定が減ります。

そのため偽陰性(陽性者の陰性判定)率も減ります。

まとめ

カットオフ値を下げるとどうなるかを考えると、わかりやすい問題です。

参考になった数1