管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問29 (人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問13)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問29(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

腎疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • ネフローゼ症候群の診断には、脂質異常症の存在が必須である。
  • 腎性の急性腎障害(AKI)は、循環血漿量の減少による。
  • 高血圧合併CKDの重症度分類では、尿アルブミン定量を用いる。
  • 微量アルブミン尿は、糖尿病腎症の診断基準に含まれる。
  • 腹膜透析液の浸透圧は、血漿浸透圧より低い。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

腎疾患は水分やたんぱく質が深くかかわります。

また、合併症や発症部位によって検査基準が変わるので、問題文をしっかりと読みましょう。

選択肢1. ネフローゼ症候群の診断には、脂質異常症の存在が必須である。

不正解です。

尿蛋白とアルブミン血症が判断基準となります。

選択肢2. 腎性の急性腎障害(AKI)は、循環血漿量の減少による。

不正解です。

薬の副作用や腎臓の炎症などが原因で発症します。

循環血漿量の減少によるものは腎前性です。

選択肢3. 高血圧合併CKDの重症度分類では、尿アルブミン定量を用いる。

不正解です。

尿アルブミン定量を用いるのは糖尿病合併の場合です。

高血圧合併では尿たんぱくを用います。

選択肢4. 微量アルブミン尿は、糖尿病腎症の診断基準に含まれる。

正解です。

選択肢5. 腹膜透析液の浸透圧は、血漿浸透圧より低い。

不正解です。

腹膜で濾過するために、水分を呼び込めるよう、浸透圧が高くなっています。

まとめ

腎性、腎前性、腎後性など、原因箇所によって分類が変化したり、糖尿病合併症や高血圧合併症などほかの疾患と合併して発症することがあるため、つながりをよく覚えておきましょう。

参考になった数7

02

腎疾患について、特徴や診断基準について理解を深めましょう。

選択肢1. ネフローゼ症候群の診断には、脂質異常症の存在が必須である。

不正解です。

 

脂質異常症は必須ではありません。

必須条件は

蛋白尿3.5/日以上の持続

血液中のアルブミン値3.0g/dL以下

この2つです。

選択肢2. 腎性の急性腎障害(AKI)は、循環血漿量の減少による。

不正解です。

 

腎前性の急性腎障害(AKI)は、循環血漿量の減少によります。

腎性は、腎臓自体に原因があることです。

選択肢3. 高血圧合併CKDの重症度分類では、尿アルブミン定量を用いる。

不正解です。

 

高血圧合併CKDの重症度分類では、尿たんぱく定量を用います。

尿アルブミン定量は、糖尿病性腎症の早期発見に用いられます。

選択肢4. 微量アルブミン尿は、糖尿病腎症の診断基準に含まれる。

正解です。

 

微量アルブミン尿は糖尿病腎症の早期診断に必要不可欠な指標です。

尿中のアルブミン量は

・第1期(正常アルブミン尿期):30mg/gCr未満

・第2期(早期腎症・微量アルブミン尿期):30〜299mg/gCr

・第3期(顕性腎症期):300mg/gCr以上

このように分類されます。

選択肢5. 腹膜透析液の浸透圧は、血漿浸透圧より低い。

不正解です。

 

腹膜透析液の浸透圧は、血漿浸透圧より高いです。

腹膜透析とは、腹部内に透析液を入れ、腹膜を使って老廃物や水分の除去を行う透析療法です。

透析液には浸透圧物質が高濃度に含まれているため、浸透圧差を利用して血管側から水分を引く仕組みになっています。

参考になった数3