管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問34 (人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問18)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問34(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

呼吸器系の疾患に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • COPDでは、吸気時に口すぼめ呼吸がみられる。
  • 小児の気管支喘息は、内因性が多い。
  • 誤嚥性肺炎は、上葉に多い。
  • アスペルギルス肺炎は、細菌が原因である。
  • 肺がんでは、病期分類にTNM分類を用いる。

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この過去問の解説 (2件)

01

呼吸器系は誤嚥対策やエネルギー代謝など、食対応とも関わる分野です。

細かい間違いが多いので、問題文と選択肢をよく読み取り組みましょう。

選択肢1. COPDでは、吸気時に口すぼめ呼吸がみられる。

不正解です。

COPDで口すぼめ呼吸がみられるのは呼気(吐くとき)です。

選択肢2. 小児の気管支喘息は、内因性が多い。

不正解です。

ハウスダストやアレルギーが原因の外因性がほとんどです。

選択肢3. 誤嚥性肺炎は、上葉に多い。

不正解です。

誤嚥したものが肺の下へ落ちるため、下葉に多く発症します。

また、左右では右のほうが気管支が太く、角度が緩やかなため、誤嚥した際の異物が入りやすい傾向にあります。

選択肢4. アスペルギルス肺炎は、細菌が原因である。

不正解です。

アスペルギルスはカビ(真菌)の一種です。

選択肢5. 肺がんでは、病期分類にTNM分類を用いる。

正解です。

肺がんに限らず、がんではTNM分類が多く用いられます。

 

T(Tumor): 原発腫瘍の大きさや広がりの程度

N(Node): リンパ節への転移の有無と広がり

M(Metastasis): 遠隔臓器への遠隔転移の有無

まとめ

吸気 or 呼気の間違え、見落としなどはとてももったいない失点となります。

知っている単語に食いつかず、文章として正しいかをチェックしながら解きましょう。

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02

呼吸器疾患は息切れや呼吸困難により食欲が低下したり、呼吸をするだけで健康な人よりもエネルギー消費量が多くなることによって、低栄養になりやすいです。

疾患の特徴について理解を深めましょう。

選択肢1. COPDでは、吸気時に口すぼめ呼吸がみられる。

不正解です。


COPD(慢性閉塞性肺疾患)では、呼気時に口すぼめ呼吸がみられます。

口すぼめ呼吸には、気道の閉塞を防ぐことができ、呼吸困難を軽減します。

選択肢2. 小児の気管支喘息は、内因性が多い。

不正解です。

 

小児の気管支喘息は、外因性が多いです。

小児の気管支喘息の多くは、ハウスダストやダニなどのアレルギーが原因のアトピー型となっています。

成長とともに症状が軽減していき、自然治癒することが多いです。

選択肢3. 誤嚥性肺炎は、上葉に多い。

不正解です。

 

誤嚥性肺炎は、下葉に多いです。

誤嚥は重力に従うので、食べ物が肺の底の部分に溜まります。

そのため肺の下葉が後発部位となります。

選択肢4. アスペルギルス肺炎は、細菌が原因である。

不正解です。

 

アスペルギルス肺炎は、真菌が原因です。

「アスペルギルス」は自然環境中に存在する真菌(カビの一種)です。

選択肢5. 肺がんでは、病期分類にTNM分類を用いる。

正解です。

 

TNM分類とは、がんの進行度を評価する世界共通の基準です。

TNMとは、がんの大きさ(T)リンパ節転移(N)遠隔転移(M)という意味です。

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