管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問37 (人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問21)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問37(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

妊娠合併症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 妊娠高血圧症候群では、初産はリスク因子である。
  • 妊娠高血圧症候群では、胎児は巨大児であることが多い。
  • 妊娠高血圧症候群では、尿たんぱく量に基づき重症度を判定する。
  • 妊娠糖尿病には、妊娠中に診断された明らかな糖尿病が含まれる。
  • 妊娠糖尿病では、経口血糖降下薬を使用する。

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

妊婦についての記述です。

妊娠期間中は検査数値や栄養基準など、変化が多いため、混乱の無いようにしっかり覚えましょう。

また、妊娠初期、中期、後期で異なることもあるため注意が必要です。

選択肢1. 妊娠高血圧症候群では、初産はリスク因子である。

正解です。

原因は未だに完全解明されていませんが、妊娠初期に胎盤の成形がうまくいかないことが原因という説があり、初産や高齢出産がリスク要因となります。

選択肢2. 妊娠高血圧症候群では、胎児は巨大児であることが多い。

不正解です。

胎盤不全の影響や血流が滞ることにより、胎児の発育が遅れる傾向にあります。

選択肢3. 妊娠高血圧症候群では、尿たんぱく量に基づき重症度を判定する。

不正解です。

血圧の数値が判定基準です。

尿たんぱくの数値によっては、妊娠高血圧症と診断されます。

選択肢4. 妊娠糖尿病には、妊娠中に診断された明らかな糖尿病が含まれる。

不正解です。

妊娠糖尿病とは、妊娠中の糖代謝の影響で血糖値が上昇したものです。

糖尿病の基準値を満たさない場合に診断されます。

元々糖尿病だった、明らかに糖尿病の数値である、出産後も基準値以上、などの場合は妊娠糖尿病とはなりません。

選択肢5. 妊娠糖尿病では、経口血糖降下薬を使用する。

不正解です。

胎児への影響を考え、安全性が確立されている“インスリン注射”のみ使用できます。

まとめ

胎児にどのような影響を与えるか、または胎児が母体にどのような影響を与えているかを考えながら解きましょう。

参考になった数6

02

妊娠合併症とは、妊娠中や分娩時に起こる母体や胎児のトラブルのことをいいます。

妊娠合併症には、妊娠によって引き起こされるもの持病が妊娠経過や出産に影響を与えるものがあります。

選択肢1. 妊娠高血圧症候群では、初産はリスク因子である。

正解です。

 

初産の他にも

高齢妊娠(特に40歳以上)※高齢妊娠は35歳以上をさします

多胎妊娠

肥満

家族に高血圧の人がいる

などがリスク因子になっています。

選択肢2. 妊娠高血圧症候群では、胎児は巨大児であることが多い。

不正解です。

 

妊娠高血圧症候群では、胎児は胎児発育不全低出生体重児であることが多いです。

妊娠高血圧症候群になると、血流が悪くなるため発育が抑制されます。

選択肢3. 妊娠高血圧症候群では、尿たんぱく量に基づき重症度を判定する。

不正解です。

 

妊娠高血圧症候群の診断や重症度基準は以下の通りです。

<診断基準>

・収縮期血圧140mmHg以上

・拡張期血圧90mmHg以上

いずれかの状態になった場合。

尿たんぱくの基準:

1日0.3g以上

 

<重症度基準>

・収縮期血圧160mmHg以上

・拡張期血圧110mmHg以上

いずれかの状態になった場合。

尿たんぱくの基準:

1日2.0g以上

選択肢4. 妊娠糖尿病には、妊娠中に診断された明らかな糖尿病が含まれる。

不正解です。

 

妊娠糖尿病とは、妊娠中に初めて発見された糖代謝異常で、通常の糖尿病の基準には達していないものを言います。

選択肢5. 妊娠糖尿病では、経口血糖降下薬を使用する。

不正解です。

 

妊娠中の経口血糖降下薬は、胎盤を通じて胎児に影響を与える可能性があるため、インスリン注射を使用します。

参考になった数1