管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問52 (食べ物と健康 問7)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問52(食べ物と健康 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

食品から感染する寄生虫症に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • アニサキスの終宿主は、ヒトである。
  • クドア・セプテンプンクタータは、さわがにの生食により感染する。
  • 横川吸虫は、あゆの生食により感染する。
  • サルコシスティス・フェアリーは、豚肉の生食により感染する。
  • 有鉤条虫は、牛肉の生食により感染する。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、それぞれの寄生虫の特徴を理解することが重要です。

以下の寄生虫が寄生する食品は何か、防ぐためにはどうすればよいのか、ポイントをおさえましょう。

選択肢1. アニサキスの終宿主は、ヒトである。

不適当です。

 

アニサキスの終宿主は、クジラやイルカなどの哺乳類です。

人を終宿主とする寄生虫は、無鉤条虫や肝吸虫などがあります。

 

✱アニサキスは、体長2~3cmの白い糸のような寄生虫です。

主に、サバやイカ・カツオなどに寄生しています。

アニサキスの終宿主は人ではないため、経口摂取により人の体内に入ると、アニサキスの幼虫が外界に出ようとして胃や腸の粘膜を傷つけ激しい腹痛を引き起こします

 

✱アニサキスによる食中毒を防ぐためには、-20℃/24時間以上冷凍すること、しっかり加熱することが重要です。

また、アニサキスは魚の内臓に多く寄生するため、購入後は迅速に内臓を取り除くことも重要です。

選択肢2. クドア・セプテンプンクタータは、さわがにの生食により感染する。

不適当です。

 

クドア・セプテンプンクタータは、ヒラメの生食によって感染します。

さわがにの生食で感染する寄生虫は、肺吸虫です。

 

✱クドア・セプテンプンクタータは、10㎛と非常に小さい粘液胞子虫です。

感染すると、食後数時間で一過性の嘔吐や下痢を引き起こします。

 

✱クドア・セプテンプンクタータによる食中毒を防ぐためには、冷凍もしくは加熱することが重要です。

選択肢3. 横川吸虫は、あゆの生食により感染する。

適当です。

 

横川吸虫は、あゆやシラウオなどの淡水魚の生食により感染します。

 

✱横川吸虫は、1~2mmほどの非常に小さい成虫です。

感染すると、消化器症状を引き起こします。

 

✱横川吸虫による食中毒を防ぐには、冷凍処理もしくは十分な加熱が重要です。

選択肢4. サルコシスティス・フェアリーは、豚肉の生食により感染する。

不適当です。

 

サルコシスティス・フェアリーは、馬肉の生食により感染します。

豚肉の生食により感染するのは、有鉤条虫です。

 

✱サルコシスティス・フェアリーは、0.5~1mmと小さい寄生虫で、馬を中間宿主とし、犬を終宿主とします。

犬に寄生することで、消化管内でスポロシストを含むオーシスト(耐久性が高い卵嚢)を形成し、飼料や水と共に馬を汚染するとされています。

感染原因は、馬肉の生食で、食後数時間以内に一過性の嘔吐や下痢を引き起こします。

 

✱サルコシスティス・フェアリーによる食中毒を防止するには、-20℃/48時間以上の冷凍処理をすることが重要です。

選択肢5. 有鉤条虫は、牛肉の生食により感染する。

不適当です。

 

有鉤条虫は、豚肉の生食により感染します。

牛肉の生食により感染するのは、無鉤条虫です。

 

✱有鉤条虫は、成虫で体調2~3mと非常に長いのが特徴です。

感染原因は、主に豚肉の生食や加熱不足です。

感染すると、腹痛や下痢・吐気などを引き起こします。

 

✱有鉤条虫による食中毒を防ぐために、十分な加熱と冷凍が重要です。

また、海外では、生水が汚染されている可能性が高いため、生水を用いないようにすることも重要です。

まとめ

この寄生虫に関する問題では、それぞれの特徴を覚えるのが正答率アップの鍵です。

覚えられない時は、独自に考えた語呂合わせで覚えるのもよいでしょう。

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02

飲食によってヒトが感染する寄生虫は約100種類あります。

寄生虫による食中毒は年間を通じて発生するので注意が必要です。

選択肢1. アニサキスの終宿主は、ヒトである。

不正解
アニサキスの終宿主はクジラやイルカ、アザラシなどの海産哺乳類です。
ヒトは宿主ではないので、中間宿主の魚介類を生で食べることで、生きたアニサキスが体内に取り込まれても最終的には死滅します。

ただし、死滅するまでの間に胃部の激しい痛みなどの症状が現れます。

選択肢2. クドア・セプテンプンクタータは、さわがにの生食により感染する。

不正解
クドア・セプテンプンクタータは、ヒラメの生食により感染します。

さわがにの生食により感染するのは、肺吸虫です。

選択肢3. 横川吸虫は、あゆの生食により感染する。

正解
横川吸虫は、あゆやシラウオの生食により感染します。

選択肢4. サルコシスティス・フェアリーは、豚肉の生食により感染する。

不正解
サルコシスティス・フェアリーは、馬肉の生食により感染します。

選択肢5. 有鉤条虫は、牛肉の生食により感染する。

不正解
有鉤条虫は、豚肉の生食により感染します。

参考になった数1

03

食中毒は細菌やウイルスばかりでなく、寄生虫症にも注意が必要であることを忘れてはなりません。

中にはヒトに寄生する寄生虫もあり、どんな食品で寄生虫症のリスクがあるのかを理解しておきましょう。

選択肢1. アニサキスの終宿主は、ヒトである。

アニサキスの終宿主は、くじらやイルカ等の海洋哺乳類です。

選択肢2. クドア・セプテンプンクタータは、さわがにの生食により感染する。

クドア・セプテンプンクタータとは、主にヒラメの筋肉に規制している粘液胞子虫と言われるものです。

食後数時間で一過性の下痢・嘔吐を引き起こします。

選択肢3. 横川吸虫は、あゆの生食により感染する。

横川吸虫は、あゆの生食により感染します。

横川吸虫症は最も身近な寄生虫症といわれています。

選択肢4. サルコシスティス・フェアリーは、豚肉の生食により感染する。

サルコシスティス・フェアリーは、馬の筋肉に寄生する寄生虫です。

人には寄生しませんが、馬刺しなどを食べることで一過性の下痢・嘔吐を引き起こすことがあります。

選択肢5. 有鉤条虫は、牛肉の生食により感染する。

有鉤条虫は、加熱不十分な豚を摂取することで人に寄生する、サナダムシの一種です。

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