管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問55 (食べ物と健康 問10)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問55(食べ物と健康 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

食品表示基準に基づく一般用加工食品の表示に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 消費期限は、品質の保持が十分に可能な期限をいう。
  • 飽和脂肪酸は、「高い旨」の強調表示に関する基準値がある。
  • 糖類の量は、表示が推奨されている。
  • 遺伝子組換え農産物を原材料とする場合は、遺伝子組換え食品に関する表示が推奨されている。
  • 重量割合が最も大きい原材料は、原料原産地名の表示が義務づけられている。

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この過去問の解説 (3件)

01

食品表示は、消費者が安全で適切な食品を選ぶ際の大切な手がかりです。
身近にある食品表示の内容を、消費者庁の食品表示基準と照らし合わせながら見てみると、理解しやすくなるでしょう。

選択肢1. 消費期限は、品質の保持が十分に可能な期限をいう。

不正解
消費期限は、未開封で、表示された保存方法で保存していた場合に、記載された「年月日」まで「安全に食べられる期限」です。

期限を過ぎると腐敗、変質、品質の劣化に伴い、安全性を欠くことになります。

弁当、総菜、サンドイッチ等の日持ちのしない食品は消費期限を表示します。


賞味期限は、未開封で、表示された保存方法で保存していた場合に、記載された「年月日」まで「品質の保持が十分に可能な期限」を言います。

期限を過ぎても品質の保持がされていることがあります。

菓子、即席めん、缶詰等、日持ちする食品は賞味期限を表示します。

選択肢2. 飽和脂肪酸は、「高い旨」の強調表示に関する基準値がある。

不正解
飽和脂肪酸は、「低い旨」の強調表示に関する基準値があります。

これに該当する栄養成分は他に、熱量・脂質・コレステロール・糖類・ナトリウムがあります。

選択肢3. 糖類の量は、表示が推奨されている。

不正解
糖類の量の表示は、任意です。
表示が推奨されているのは、飽和脂肪酸と食物繊維です。

選択肢4. 遺伝子組換え農産物を原材料とする場合は、遺伝子組換え食品に関する表示が推奨されている。

不正解
遺伝子組換え農産物を原材料をする場合は、「遺伝子組換え」等の表示義務があります。

選択肢5. 重量割合が最も大きい原材料は、原料原産地名の表示が義務づけられている。

正解
国内で製造・加工された全ての加工食品には、原料原産地名の表示が義務づけられています。
原料原産地名の表示の仕方にも色々な決まりがあるので、確認しておきましょう。

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02

この問題は、食品表示法に関する問題です。

例年、頻出事項ですので、ポイントを押さえましょう。

選択肢1. 消費期限は、品質の保持が十分に可能な期限をいう。

不適当です。

 

消費期限は、「定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなる恐れがないと認められる期限を示す年月日をいう。」と定義されています。

 

賞味期限は、「定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。」と定義されています。

 

✱消費期限は、簡潔にいうと過ぎたら食べない方が良い期限であり、お弁当や惣菜などの傷みやすい食品に期限が定められています。

 

✱賞味期限は、簡潔にいうと美味しく食べられる期限であり、スナック菓子や飲料などの比較的傷みにくい食品に機嫌が定められています。

選択肢2. 飽和脂肪酸は、「高い旨」の強調表示に関する基準値がある。

不適当です。

 

飽和脂肪酸は、「低い旨」や「含まない旨」、「低減された旨」の少ないことを強調する表示に関する基準値が定められています。


✱強調表示ができる栄養成分は、たんぱく質、食物繊維、亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、葉酸があります。


✱低減表示ができる栄養成分は、熱量、脂質、飽和脂肪酸、コレステロール、糖類、ナトリウムがあります。

選択肢3. 糖類の量は、表示が推奨されている。

不適当です。

 

糖類の量は、任意表示です。

 

★義務表示とされている栄養成分は、熱量・タンパク質・脂質・炭水化物・ナトリウムとされています。

 

(近年、義務表示とされている栄養成分の表示する順番について出題されることがあります。熱量の次は、「P:タンパク質、F:脂質、C:炭水化物」と覚えましょう。)


✱推奨表示とされている栄養成分は、飽和脂肪酸・食物繊維とされています。

✱任意表示とされている栄養成分は、糖質・糖類・ビタミン・ミネラルとされています。

選択肢4. 遺伝子組換え農産物を原材料とする場合は、遺伝子組換え食品に関する表示が推奨されている。

不適当です。

 

遺伝子組換え農産物を原材料とする場合は、遺伝子組換え食品に関する表示が義務付けられています。
 

✱遺伝子組み換え食品の表示対象には、大豆・とうもろこし・馬鈴薯・なたね・綿実・アルファルファ・甜菜・パパイア・からしなが含まれます。

選択肢5. 重量割合が最も大きい原材料は、原料原産地名の表示が義務づけられている。

適当です。

 

食品表示法において、加工食品で最も重量割合が大きい原材料に対して、原産地または製造地を表示するよう義務付けられています。

まとめ

食品表示法に関する問題は頻出問題です。

普段の生活において、栄養成分表示をみる習慣を心がけ、実際の経験を知識に紐づけできるようにすると得点アップにつながります。

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03

一般用加工食品とは、一般消費者が直接購入して消費する食品全般を指します。

飲食店等で用いられる加工食品は「業務用加工食品」といい、食品表示基準によって明確に区別されています。

選択肢1. 消費期限は、品質の保持が十分に可能な期限をいう。

✕

品質の保持が十分に可能な期限を表すのは賞味期限であり、賞味期限は過去に「品質保持期限」と呼ばれていました。

消費期限は「安全に食べられる期限」を示しており、これを過ぎると、腐敗や健康障害が起こる可能性があるとされる期限です。

選択肢2. 飽和脂肪酸は、「高い旨」の強調表示に関する基準値がある。

✕

飽和脂肪酸には、「低い旨」の強調表示に関する基準があります。

「低脂肪」「飽和脂肪酸ゼロ」等の強調表示には、食品表示基準で定められた厳格な基準値があります。

選択肢3. 糖類の量は、表示が推奨されている。

✕

糖類の量については、表示は推奨されているわけではありません。

炭水化物は、栄養成分表示として義務付けられています。炭水化物の代わりに「糖質」を表示する場合は、これも義務付けとなります。

また、「砂糖不使用」や「糖類無添加」などの強調表示をする際は、その量の記載が義務付けとなります。

選択肢4. 遺伝子組換え農産物を原材料とする場合は、遺伝子組換え食品に関する表示が推奨されている。

✕

特定の農産物とそれらを主な原材料とする加工食品について、「遺伝子組み換えである」等の表示が義務付けられています。

加工後にDNAやたんぱく質が残らない食用油、醤油等は表示が免除されています。

選択肢5. 重量割合が最も大きい原材料は、原料原産地名の表示が義務づけられている。

◯

輸入品を除く加工食品は、重量割合が最も多い原材料について、原産地表示が義務付けられています。

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