管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問77 (基礎栄養学 問9)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問77(基礎栄養学 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

ビタミンB12に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 分子中に鉄を含む。
  • フラビン酵素の補酵素である。
  • 内因子により吸収が抑制される。
  • 過剰摂取により高ホモシステイン血症になる。
  • 胃全摘により欠乏が引き起こされる。

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この過去問の解説 (2件)

01

ビタミンB12は水溶性ビタミンのひとつで、補酵素として、核酸やアミノ酸代謝に関与しています。

食品中のビタミンB12はたんぱく質と結合して存在しています。
 

選択肢1. 分子中に鉄を含む。

不正解
分子中にコバルトを含みます。
過去にも同じ様な出題がされているので、覚えておきましょう。
 

選択肢2. フラビン酵素の補酵素である。

不正解
フラビン酵素の補酵素は、ビタミンB2(リボフラビン)です。

 

選択肢3. 内因子により吸収が抑制される。

不正解
内因子は胃の壁細胞から分泌されるたんぱく質で、ビタミンB12と結合して腸管を下降し、回腸で吸収されます。
 

選択肢4. 過剰摂取により高ホモシステイン血症になる。

不正解
ビタミンB12、B6や葉酸の不足によって、高ホモシステイン血症になります。
ホモシステインは、必須アミノ酸であるメチオニンの中間代謝物です。

体内で生成されたホモシステインは、ビタミンB群や葉酸によって再びメチオニン、もしくはシステインへと代謝されますが、ビタミンB群などが不足すると、ホモシステインが血中で増加し、血管を傷つけて動脈硬化等を引き起こすと考えられています。

選択肢5. 胃全摘により欠乏が引き起こされる。

正解
ビタミンB12の吸収には、胃の壁細胞から分泌される内因子が必要ですが、胃の切除によって内因子が分泌されないため、欠乏が引き起こされます。
ビタミンB12は肝臓に蓄積されているため、欠乏による症状は14~17ヵ月に現れます。
 

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02

ビタミンB12は赤血球の形成、神経機能の維持等に働く水溶性ビタミンです。

選択肢1. 分子中に鉄を含む。

✕

ビタミンB12は、分子の中心にコバルト(Co)分子を1つ含みます。

選択肢2. フラビン酵素の補酵素である。

✕

フラビン酵素の補酵素として働くのはビタミンB2(リボフラビン)です。

選択肢3. 内因子により吸収が抑制される。

✕

ビタミンB12の腸管吸収には、内因子が不可欠です。

抑制ではなく、促進されます。

選択肢4. 過剰摂取により高ホモシステイン血症になる。

✕

高ホモシステイン血症は、葉酸・ビタミンB12・ビタミンB6の不足が原因となります。

選択肢5. 胃全摘により欠乏が引き起こされる。

◯

胃粘膜から分泌される内因子は、ビタミンB12と結合し、腸管からの吸収を助ける働きをします。

胃全摘後はこの内因子が分泌できなくなるため、体内貯蔵量が枯渇したのち(数年〜数10年目安)は、ビタミンB12欠乏が起こります。

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