管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問78 (基礎栄養学 問10)
問題文
カルシウムの吸収と代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
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問題
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管理栄養士試験 第40回(2026年) 問78(基礎栄養学 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
カルシウムの吸収と代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
- リンの過剰摂取は、小腸におけるカルシウムの吸収を抑制する。
- シュウ酸を多く含む食品の摂取は、小腸におけるカルシウムの吸収を促進する。
- 血中カルシウム濃度の低下は、ビタミンDの活性化を抑制する。
- 血中カルシウム濃度の上昇は、副甲状腺ホルモンの分泌を促進する。
- カルシトニンは、骨吸収を促進する。
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この過去問の解説 (2件)
01
カルシウムは骨組織に貯蔵されており、骨や葉の主成分となり、筋肉の収縮や神経伝達を助ける働きも行います。
体内での調整がどのように行われているかなど、押さえておきましょう。
◯
腸管内でリンとカルシウムが結びつくと、リン酸カルシウムという難溶性の物質に変化し、腸管から吸収されにくくなります。
また、リンとカルシウムの血中バランスは、副甲状腺ホルモンによって一定に保たれています。
リンを過剰摂取すると、バランスを保とうとして骨中からのカルシウムの溶出が進み、骨の脆弱化につながります。
✕
シュウ酸とカルシウムは結合してシュウ酸カルシウムとなり、腸管から吸収されづらくなります。
✕
活性型ビタミンDは、小腸でのカルシウムの吸収率を高め、血液中のカルシウム濃度を一定に保つために不可欠な働きをします。
血中カルシウム濃度が低下すると、カルシウム濃度を上げようとしてビタミンDの活性化が進みます。
✕
選択肢1の解説に書いた通り、血中カルシウム濃度は副甲状腺ホルモンによって調整されています。
血中カルシウム濃度が上昇すると、副甲状腺ホルモンの分泌は抑制されます。
✕
カルシトニンは骨吸収を抑制します。
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02
カルシウムは骨に多量に貯蔵されています。
骨代謝と血中カルシウム濃度がどのように調節されているかを整理しておきましょう。
正解
インスタント食品や加工食品の添加物として無機リンが用いられていますが、過剰摂取すると腸管内でカルシウムと結合して、吸収を抑制してしまいます。
また、副甲状腺ホルモンの分泌が促進されて、骨からカルシウムを減らしてしまいます。
不正解
シュウ酸を多く含む食品を摂取すると、小腸におけるカルシウムの吸収を抑制します。
シュウ酸は、腸内でカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムとなり、排泄されます。
不正解
血中カルシウム濃度の低下は、ビタミンDの活性化を促進します。
ビタミンDが活性化することで、腸管や腎臓、骨にあるカルシウムが血液中に吸収され、血中カルシウム濃度を維持します。
不正解
血中カルシウム濃度の上昇は、副甲状腺ホルモンの分泌を抑制します。
副甲状腺ホルモンは、血中カルシウム濃度を維持する(高める)ために作用していて、血中カルシウム濃度が上昇しているときは分泌を抑制します。
不正解
甲状腺ホルモンであるカルシトニンは、血中カルシウム濃度が高いときに、骨吸収を抑制します。
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