管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問80 (基礎栄養学 問12)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問80(基礎栄養学 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

水分出納に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 代謝水の産生量は、水分摂取量に比例する。
  • 代謝水は、水分出納における供給源となる。
  • 可避尿量は、水分摂取量の影響を受けない。
  • 不感蒸泄は、発汗を含む。
  • 不可避水分摂取量は、不可避尿量と不感蒸泄量の和に等しい。

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この過去問の解説 (2件)

01

体内の水分は成人男性の場合、体重の60%を占めます。

体内の水分は、増えすぎても減りすぎても体に悪影響を与えます。
水は栄養素には分類されていませんが、脱水や浮腫などに対して、体内に入る水分と出る水分のバランスを取ることは重要です。

選択肢1. 代謝水の産生量は、水分摂取量に比例する。

不正解


代謝水とは、炭水化物、脂質、たんぱく質などの栄養素がエネルギーとして使われるときに細胞内で産生される水のことです。

成人では1日で体重1㎏あたり約5ml産生されます。
よって、産生量は水分摂取量ではなく、栄養素の摂取量に比例します。

選択肢2. 代謝水は、水分出納における供給源となる。

正解


代謝水は、体内で産生される水分なので供給源となります。

選択肢3. 可避尿量は、水分摂取量の影響を受けない。

不正解


可避尿量は、水分摂取量の影響を受けます。

気温や運動量によっても可避尿量は増減します。
不可避尿量は体内の老廃物などを排泄するための必要最小限の尿量(1日あたり約500ml)で、水分摂取量の影響は受けません。

選択肢4. 不感蒸泄は、発汗を含む。

不正解


不感蒸泄は、自分で意識していないところで蒸発する水分で、安静時の呼気に含まれる水分と皮膚や気道の粘膜から蒸発する水分のことを言います。
目に見える発汗は、有感蒸泄と言います。

選択肢5. 不可避水分摂取量は、不可避尿量と不感蒸泄量の和に等しい。

不正解

 

不可避水分摂取量は、以下の式にて表されます。
不可避水分摂取量=不可避尿量+不感蒸泄量+糞便中排泄量(便に含まれる水分)-代謝水

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02

健康な成人の1日の水分出納は、およそ2,500mLで均衡(バランス)が保たれています。

代謝水とは、体内で栄養素が分解・代謝されてエネルギーに変わる際、化学反応によって作られる水分のことです。

選択肢1. 代謝水の産生量は、水分摂取量に比例する。

✕

代謝水とは上記の通り栄養素の分解の際に生成される水分であり、水分摂取量とは比例しません。

代謝水は1日に約300ml前後とされます。

選択肢2. 代謝水は、水分出納における供給源となる。

◯

水分出納(イン/アウトバランス)を考えるうえで、代謝水も重要なインテイクの供給源となります。

選択肢3. 可避尿量は、水分摂取量の影響を受けない。

✕

可避尿量は、水分摂取量の影響を受けます。

選択肢4. 不感蒸泄は、発汗を含む。

✕

不感蒸泄は、無意識下に蒸発し失われている水分のことであり、発汗は含みません。

選択肢5. 不可避水分摂取量は、不可避尿量と不感蒸泄量の和に等しい。

✕

不可避水分摂取量とは、代謝水を指します。

不感蒸泄量+不可避尿量で得られるのは、「1日にどうしても出ていってしまう水分量」です。

<代謝水+飲水量=不感蒸泄量+不可避尿量>でなければ、脱水になってしまいます。

このうち飲水量以外はおおよその数値が決まっているため、これらの計算から飲水量の目安を求めることができます。

参考になった数0