管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問87 (応用栄養学 問5)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問87(応用栄養学 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

妊娠期の母体の生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 1回当たりの心拍出量は、減少する。
  • 糸球体濾過量は、減少する。
  • 血中ヘモグロビン値は、上昇する。
  • 血中アルブミン値は、上昇する。
  • 血中トリグリセリド値は、上昇する。

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この過去問の解説 (2件)

01

妊娠期の母体の生理的変化に関する問題は、これまでも出題されています。
妊娠期には、胎児の発育と保護のために母体に多数の変化がおこります。

妊娠期に上昇するもの、減少するものを、その理由と合わせて覚えておきましょう。

 

参照 MSDマニュアル プロフェッショナル版 妊娠の生理 https://x.gd/1ik3B
妊娠期の生理学的変化 https://ccpat.net/ccpat/wp-content/uploads/2020/05/FCCSOBBook-2017-Ch01-Physiologic-Changes-During-Pregnancyen-ja.pdf

ちばエコチル調査のデータから https://cpms.chiba-u.jp/kodomo/results/file/5.pdf

選択肢1. 1回当たりの心拍出量は、減少する。

不正解

 

1回当たりの心拍出量は、上昇します。
これは、胎盤と胎児が発達するに従い、子宮への血液の需要が増していくためです。
また、全血液量も心拍出量に比例して増えます。

選択肢2. 糸球体濾過量は、減少する。

不正解

 

糸球体濾過量は、上昇します。
妊娠期は血液量も上昇し、それに伴い糸球体濾過量も上昇します。

選択肢3. 血中ヘモグロビン値は、上昇する。

不正解

 

血中ヘモグロビン値は、減少します。
妊娠期は血液量が上昇しますが、血漿量の上昇が赤血球の上昇を上回ります。

その結果、ヘモグロビンは希釈されて、血中ヘモグロビン値は減少します。

選択肢4. 血中アルブミン値は、上昇する。

不正解

 

血中アルブミン値は、減少します。
ヘモグロビン値と同様に、血液量の上昇と希釈により、血中アルブミン値は減少します。

選択肢5. 血中トリグリセリド値は、上昇する。

正解

 

血中トリグリセリド値は、上昇します。
妊娠時は、脂肪組織にトリグリセリドを貯めやすくなり、胎児や胎盤の発育のためのエネルギー源として利用します。

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02

妊娠期の母体の生理的変化は、いくつかの特徴を覚えておくと解答を導きやすくなります。

①循環血液量↑:血漿量が増加することにより、血液が希釈される

②腎機能↑:腎血漿量、GFRが増加

③脂質代謝↓:TGやTCは増加する(胎児へのエネルギー供給に備える)

選択肢1. 1回当たりの心拍出量は、減少する。

✕

心拍出量は増加します。

選択肢2. 糸球体濾過量は、減少する。

✕

糸球体濾過量は増加します。

選択肢3. 血中ヘモグロビン値は、上昇する。

✕

希釈により低下します

選択肢4. 血中アルブミン値は、上昇する。

✕

希釈により低下します

選択肢5. 血中トリグリセリド値は、上昇する。

◯

血中TG値は上昇します。

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