管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問100 (栄養教育論 問3)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問100(栄養教育論 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

K市保健センターの管理栄養士である。3歳児健診で発育不良を指摘されたことを心配している保護者からの栄養相談を担当することになった。この保護者は、経済的理由で食費を切り詰めている。道具的サポートを用いた支援を示す管理栄養士の発言として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 体重が増えないのは心配ですね。
  • 身体発育曲線をみると、2歳以降の身長・体重の伸びが緩やかになっていますね。
  • 最近は米や野菜の値段が上がって大変ですよね。
  • 食材を工夫すれば、お子さんに必要な栄養は摂れますよ。
  • 地域のフードバンクへの登録をお手伝いしましょう。

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この過去問の解説 (2件)

01

支援(ソーシャルサポート)は主に4つに分類されます。

道具的サポート:問題解決のための物理的な支援すること。

情報サポート:問題解決のための情報を共有すること。

情緒サポート:話の傾聴など精神的な寄り添いをすること。

評価サポート:行動や考え方に対して客観的な評価をすること。

選択肢1. 体重が増えないのは心配ですね。

不正解です。

不安な気持ちに寄り添った声掛けは“情緒的サポート”に分類されます。

選択肢2. 身体発育曲線をみると、2歳以降の身長・体重の伸びが緩やかになっていますね。

不正解です。

情報を提供し成長を確認する支援は“情報的サポート”に分類されます。

選択肢3. 最近は米や野菜の値段が上がって大変ですよね。

不正解です。

経済的困難に対しての共感は“情緒的サポート”に分類されます。

選択肢4. 食材を工夫すれば、お子さんに必要な栄養は摂れますよ。

不正解です。

食材の工夫や必要な栄養を伝える行為は“情報的サポート”に分類されます。

選択肢5. 地域のフードバンクへの登録をお手伝いしましょう。

正解です。

問題解決に繋がる直接的な支援は“道具的サポート”に分類されます。

まとめ

サポートの分類と特徴を覚え、どの回答が適切か答えましょう。

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02

「発育不良が心配で、しかも経済的に食費を切り詰めている」

そんな保護者にどう声をかけるかを選ぶ問題です。

 

見分けたいのは、ソーシャルサポート(社会的支援)の種類です。
ハウスの分類では、サポートは情緒的・評価的・情報的・道具的の4つに分かれます。

国試では頻出なので、ここで整理しておきましょう。
 

情緒的は気持ちの支え、評価的は「今こういう状態ですよ」という見立てやフィードバック、情報的は知識やアドバイスの提供です。

これに対して道具的は、お金・モノ・サービス・手続きの代行といった、形のある直接的な手助けを指します。
声かけや助言で終わらせず、具体的な手立てで困りごとそのものを解決しようとしている選択肢が答えになります。
 

食材という実物を得る手伝いをしているのは、フードバンクの登録支援だけです。

選択肢1. 体重が増えないのは心配ですね。

情緒的サポートです。保護者の不安をそのまま受け止めて、気持ちを支える声かけです。

選択肢2. 身体発育曲線をみると、2歳以降の身長・体重の伸びが緩やかになっていますね。

発育曲線という客観的なデータを見せながら、今の発育状態を保護者に伝えています。

いわば現状のフィードバックで、評価的サポートにあたります。

選択肢3. 最近は米や野菜の値段が上がって大変ですよね。

値上がりへの「大変ですよね」という共感。

これも気持ちを支える情緒的サポートで、具体的な手助けには踏み込んでいません。
 

選択肢4. 食材を工夫すれば、お子さんに必要な栄養は摂れますよ。

「こうすれば栄養が摂れますよ」と、知識やコツを渡す情報的サポートです。

選択肢5. 地域のフードバンクへの登録をお手伝いしましょう。

困っている家庭に代わって手続きを担う、直接的な手助けです。

これが正解です。

まとめ

「道具的=形のあるモノや直接的な手助け」と覚えてしまうと、残りの3つと迷いません。
共感・見立て・知識はどれも言葉で完結しますが、道具的だけは実際に手や資源を動かして助ける点が違います。

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