管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問106 (栄養教育論 問9)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問106(栄養教育論 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

企業の健康保険組合の管理栄養士として、会食の場における適正飲酒を目的とする教室を企画している。参加予定社員から「取引先との会食で、お酒を断れずに飲み過ぎてしまいます。どうすれば良いでしょうか。」と事前質問を受けた。ソーシャルスキルトレーニングを取り入れた働きかけに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 相手の気分を損ねずにお酒を断る方法を紹介する。
  • 上手に対処できた社員数名に、経験談を発表してもらう。
  • 成功事例の発表を聞いた後に、グループに分かれて練習してもらう。
  • 飲酒量チェックアプリを紹介し、会食時に使ってもらう。
  • お酒を断ったときのメリットとデメリットを紹介する。

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この過去問の解説 (2件)

01

ソーシャルスキルトレーニングとは、対人関係を円滑に進めるための行動を身につけるトレーニング方法です。

“スキルトレーニング”の名の通り、実際に本人が練習を行い、日常で取り入れられるようになることを目指します。

選択肢1. 相手の気分を損ねずにお酒を断る方法を紹介する。

不正解です。

説明だけでは、実際に使えるスキルとして身についたとは言えません。

選択肢2. 上手に対処できた社員数名に、経験談を発表してもらう。

不正解です。

成功例を知ることは大切ですが、発表を聞くだけではトレーニングになりません。

選択肢3. 成功事例の発表を聞いた後に、グループに分かれて練習してもらう。

正解です。

成功例を知り、自身ができるように練習することで、スキルを身に着け定着させていきます。

選択肢4. 飲酒量チェックアプリを紹介し、会食時に使ってもらう。

不正解です。

自分を客観視する技法であり、ソーシャルスキルトレーニングとは別のアプローチです。

選択肢5. お酒を断ったときのメリットとデメリットを紹介する。

不正解です。

断るスキルそのものを身につける訓練にはなりません。

まとめ

説明を受ける、情報を得るだけではなく、実際に練習し、結果を評価しすることでスキル習得を目指す方法となります。

ソーシャルスキルトレーニングの問題が出たときには、本人が実際に行っているかを注視してください。

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02

ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、対人場面で役立つ具体的な振る舞いを、実際に練習して身につけてもらう方法です。
手本を見せ、本人がやってみて、フィードバックを受ける流れが基本になります。


知識を伝えるだけでなく、本人が体を動かして練習する段階があるかどうかが見分けのポイントです。

選択肢1. 相手の気分を損ねずにお酒を断る方法を紹介する。

上手な断り方を伝えるのは役立つ情報提供ですが、本人が練習する場面がありません。
SSTの中心とは言えません。

選択肢2. 上手に対処できた社員数名に、経験談を発表してもらう。

経験談を聞くのは手本に触れる代理的な学びにあたります。
ただこれだけで終わると練習する段階がなく、SSTとしては不完全です。

選択肢3. 成功事例の発表を聞いた後に、グループに分かれて練習してもらう。

手本を聞いたうえでグループに分かれて実際にやってみる流れは、ロールプレイによる練習そのものです。
これがSSTの中心で、正解です。

選択肢4. 飲酒量チェックアプリを紹介し、会食時に使ってもらう。

アプリで飲酒量を確認するのは自己管理の支援です。
対人スキルを練習するSSTとは方向が違います。

選択肢5. お酒を断ったときのメリットとデメリットを紹介する。

断る利点と欠点を整理するのは、意思決定を助ける働きかけです。
スキルを練習するSSTとは別の技法です。

まとめ

情報提供や経験談の共有で止まっている選択肢が混ざっていて、そこで迷う人が多いです。
SSTは練習する段階があるか、というくくりで確認すると絞れます。

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