管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問110 (栄養教育論 問13)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問110(栄養教育論 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

K高校において、1年生全員を対象として、適正体重維持を目的とする食育プログラムを1つの学期間にわたり実施した。影響評価に該当する行為である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • プログラム開始前に、教材・指導案を生徒会の生徒少数で試行し、反応を見て内容を修正した。
  • プログラム実施中に、クイズ得点による適正体重に関する理解度を確認した。
  • プログラム終了時に、欠食回数や主食・主菜・副菜の摂取頻度の変化を確認した。
  • プログラム終了後に、BMIと体脂肪率の変化を確認した。
  • プログラム終了後に、プログラム全体の課題点をまとめた。

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この過去問の解説 (2件)

01

健康教育の評価は、見ている場面によって呼び名が変わります。
始める前に教材を試すのが企画評価、実施の最中をみるのが経過評価、終わったあとに行動や知識の変化をみるのが影響評価、そして体格や検査値といった最終的な成果をみるのが結果評価です。
ここで問われているのは影響評価なので、生徒の食べ方そのものがどう変わったかを確かめている場面を探します。

選択肢1. プログラム開始前に、教材・指導案を生徒会の生徒少数で試行し、反応を見て内容を修正した。

本番前に少人数で試して中身を直す。
これは準備段階の企画評価です。
まだプログラムの効果を測っている場面ではありません。

選択肢2. プログラム実施中に、クイズ得点による適正体重に関する理解度を確認した。

実施の途中で理解度をみています。
進み具合の確認なので、これは経過評価のほうに入ります。

選択肢3. プログラム終了時に、欠食回数や主食・主菜・副菜の摂取頻度の変化を確認した。

これが影響評価で、正解です。
欠食の回数や、主食・主菜・副菜をそろえる頻度は、まさに生徒の食行動です。
プログラムを受けて行動が変わったかを見ているので、短期的な効果をとらえる影響評価にあたります。

選択肢4. プログラム終了後に、BMIと体脂肪率の変化を確認した。

BMIや体脂肪率は、適正体重維持という最終ゴールにどれだけ近づいたかを示すものです。
これは結果評価で、影響評価のひとつ先の段階になります。

選択肢5. プログラム終了後に、プログラム全体の課題点をまとめた。

全体をふり返って課題を整理する作業です。
運営の見直しであって、効果そのものを測ってはいません。

まとめ

つまずきやすいのは、食行動の変化と体格の変化の線引きです。
BMIや体脂肪率まで行くと結果評価、その手前の食行動や知識の変化が影響評価です。
国試では、この二つを入れかえた選択肢がよく並びます。
実施中か終了後かというタイミングにも注目してみてください。

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02

プログラムは各段階でプログラムが適切なものか評価を行う必要があります。

企画評価:事前準備や内容の確認など、プログラム実施前に評価するもの

経過評価:プログラムが適切に行われているか実施中に評価するもの

影響評価:プログラム実施後、どのような影響を与えたか評価するもの

結果評価:プログラム実施後、行動や健康状態などがどのように変化したか評価するもの

経済評価:プログラム実施のための費用と効果を評価するもの

総合評価:全ての評価を総合して評価したもの

選択肢1. プログラム開始前に、教材・指導案を生徒会の生徒少数で試行し、反応を見て内容を修正した。

不正解です。

企画評価にあたります。

選択肢2. プログラム実施中に、クイズ得点による適正体重に関する理解度を確認した。

不正解です。

経過評価にあたります。

選択肢3. プログラム終了時に、欠食回数や主食・主菜・副菜の摂取頻度の変化を確認した。

正解です。

選択肢4. プログラム終了後に、BMIと体脂肪率の変化を確認した。

不正解です。

結果評価にあたります。

選択肢5. プログラム終了後に、プログラム全体の課題点をまとめた。

不正解です。

総合評価にあたります。

まとめ

プログラムは各段階で評価が必要となるため、評価時期がプログラム実施の前か、途中か、後かで種類が分かれます。

どのタイミングで行う評価なのかを覚えておくと、判断材料の一つとなります。

参考になった数0