管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問113 (臨床栄養学 問3)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問113(臨床栄養学 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

50歳、男性。身長170cm、体重59kg。血圧145/90mmHg。45歳時に交通外傷のため左大腿を切断している。高血圧症のため外来受診し、栄養食事指導を行うこととなった。片側の大腿以遠の体重に占める割合を18.5%とし、この患者の栄養評価を行った。左大腿切断を考慮して補正したBMI(kg/m2)として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 18
  • 20
  • 22
  • 25
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この過去問の解説 (2件)

01

健常者に比べ、体の割合が18.5%損失している患者さんのBMIの算出問題です。

 

59㎏というのは18.5%(片脚分)損失している状態の重さなので、片脚がある(欠損していない)状態だったら何kgになるのか考えます。

100%(健常)の状態より18.5%損失している →100-18.5=81.5%=0.815

つまり59㎏というのは、本来の体重の0.815倍の体重だということがわかります。

59㎏÷0.851=72.39㎏

これが計算上の本来の体重になります。

 

あとは72.39㎏と仮定してBMIの計算を行います。

72.39÷1.7÷1.7=25

選択肢1. 18

不正解です。

選択肢2. 20

不正解です。

選択肢3. 22

不正解です。

選択肢4. 25

正解です。

選択肢5. 27

不正解です。

まとめ

補正したBMIの算出を求められている問題ということ見極め、難しそうな容態や背景にとらわれず、シンプルな数字として計算できると、解きやすいと思います。

参考になった数1

02

足を切断している方のBMIを、切断していなかったと仮定した体重に直して求める問題です。
今の体重は本来より切断分が抜けた状態なので、その割合を使って元の体重を見積もります。
身長は変わらないので、補正した体重でそのままBMIを計算します。

選択肢1. 18

補正をかけていない、あるいは向きを取りちがえて低く見積もったときに出やすい値です。
切断分を足し戻していません。

選択肢2. 20

実際の体重の近くで止まった値です。
抜けた部分を補ったあとの体重には届きません。

選択肢3. 22

今の体重59kgをそのまま使うと、だいたいこのあたりになります。
補正前の値なので、ここでは選びません。

選択肢4. 25

これが正解です。
今の体重59kgは、切断で18.5%が失われた残り、つまり本来の体重の81.5%にあたります。
式にすると、補正後の体重は 59 ÷ (1 − 0.185) = 59 ÷ 0.815 ≒ 72.4kg。
BMIは 72.4 ÷ (1.70 × 1.70) = 72.4 ÷ 2.89 ≒ 25 となります。

選択肢5. 27

割合を引きすぎたときなどに出る値です。
補正後の体重を重く見積もりすぎており、合いません。

まとめ

一番の山場は、18.5%を引くのか足し戻すのかという向きです。
今ある体重は切断後の残りなので、59に0.185をかけて引くのではなく、0.815で割って元へ戻すのが正しい手順です。
割合をかけて引く方法だと値がずれます。
計算問題は向きを取りちがえた選択肢がわざと用意されているので、立式の段階で一度立ち止まると取り違えを防げます。

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