管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問121 (臨床栄養学 問11)
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問題
管理栄養士試験 第40回(2026年) 問121(臨床栄養学 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
- 除脂肪体重を減らす。
- 3か月で10%の減量を目標とする。
- エネルギー摂取量は、30kcal/kg標準体重/日とする。
- たんぱく質の摂取エネルギー比率は、18%Eとする。
- 脂肪の摂取エネルギー比率は、15%Eとする。
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この過去問の解説 (2件)
01
診断結果の数値を冷静に読み解きましょう。
BMI27.8 →肥満度1
腹囲95cm →メタボリックシンドローム基準値
血圧128/80mmHg →血圧正常値
血糖95mg →正常値
LDLコレステロール120mg →正常値
HDLコレステロール60mg →正常値
トリグリセリド160mg →メタボリックシンドローム基準値
つまり、肥満度1、メタボリックシンドロームに該当する患者さんの栄養管理になります。
不正解です。
減らすべきは体脂肪です。
徐脂肪体重は脂肪以外の筋肉や内臓などの重さのことを指します。
不正解です。
3か月で10%の減量はペースが速すぎます。
不正解です。
身体活動量が軽度の方の一日の適正エネルギー摂取量ですが、減量を目的とした場合は摂りすぎになります。
正解です。
タンパク質は13~20%Eが適正値となります。
減量中の場合でも15~20%Eが適正値です。
不正解です。
脂質のエネルギー比は20~30%Eです。
減量中でも20~25%Eが推奨されています。
基準値や診断基準を覚え、検査結果を読み解くことで、本文の患者さんがどのような状態で、どのような対応が必要なのかがわかるようになります。
冷静に検査結果を一つずつ解いていきましょう。
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02
健診の数値をもとに、この方への栄養管理として適切なものを選ぶ問題です。
BMIは27.8で肥満に該当し、腹囲95cmも男性の基準85cmを超えていて、内臓脂肪の蓄積がうかがえます。
トリグリセリドもやや高めなので、減量の進め方と、エネルギーや栄養素の配分が妥当かどうかを一つずつ見ていきます。
これは目指す向きが逆です。
減らしたいのは体脂肪で、除脂肪体重つまり筋肉などはできるだけ守るのが基本になります。
筋肉まで落とすとリバウンドしやすく、体力の低下にもつながります。
3か月で10%という数字は、一見もっともらしく見えるかもしれません。
ただ急な減量は体への負担が大きく続けにくいので、実際は3〜6か月で3〜5%ほどを現実的な目標にします。
肥満の方の減量では標準体重あたり20〜25kcalが目安で、30kcalではエネルギーの摂り過ぎになり、減量につながりません。
冒頭で触れた「筋肉は守る」という方針とも一致します。
たんぱく質18%Eは適正な範囲なので、これが正解です。
脂肪の20〜25%Eが目安のところ、15%Eまで下げると低すぎます。
脂溶性ビタミンの吸収など、体に必要なはたらきにも支障が出てしまいます。
減量の土台は「体脂肪を落として筋肉は守る」「ペースは無理なく」の二つです。
目安の数字を知っているかどうかで答えがはっきり決まる問題でした。
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