管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問129 (臨床栄養学 問19)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問129(臨床栄養学 問19) (訂正依頼・報告はこちら)

37歳、女性。妊娠30週。身長155cm、非妊娠時体重55kg(BMI22.9kg/m2)、標準体重53kg。妊娠28週から血圧が140/90mmHgを超えることが多くなり、たんぱく尿を認め、妊娠高血圧腎症と診断された。血中カリウム値4.5mEq/L。他の合併疾患はみられない。この患者の1日当たりの目標栄養量に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • エネルギーは、1,400kcalとする。
  • たんぱく質は、45gとする。
  • 食塩は、4gとする。
  • カリウムは、1,500mgとする。
  • 飲水量は、制限しない。

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この過去問の解説 (2件)

01

妊娠高血圧腎症の栄養目標は以下の通りです。

・塩分制限

・カリウム摂取の推奨

・バランスの取れた栄養摂取

選択肢1. エネルギーは、1,400kcalとする。

不正解です。

妊娠中のエネルギー摂取量としては少なすぎます。

選択肢2. たんぱく質は、45gとする。

不正解です。

たんぱく質を制限する必要はありません。

良質なたんぱく質の摂取を推奨します。

選択肢3. 食塩は、4gとする。

不正解です。

通常7~8以下を目指すため、少なすぎます。

選択肢4. カリウムは、1,500mgとする。

不正解です。

カリウムの制限の必要はありません。

2000mg以上の摂取が望まれます。

選択肢5. 飲水量は、制限しない。

正解です。

まとめ

たんぱく尿が検出されているためたんぱく制限を疑いたくなりますが、高血圧腎症は、高血圧が続き腎臓が疲労し、たんぱく質が濾過できていない状態です。

高血圧改善のために塩分制限と水分やカリウムの積極的な摂取を心がけます。

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02

妊娠30週で妊娠高血圧腎症と診断された方の、1日の目標栄養量を考える問題です。
血圧やたんぱく尿がある一方で、血中カリウムは正常、ほかの合併症はありません。
妊娠期に必要な量を確保しつつ、制限が行きすぎていないかを見ていきます。

選択肢1. エネルギーは、1,400kcalとする。

妊娠中は母体と胎児のために十分なエネルギーが必要で、標準体重から見ても1,400kcalでは足りません。

選択肢2. たんぱく質は、45gとする。

妊娠期や妊娠高血圧症候群では極端なたんぱく質制限はしないので、45gでは必要量に届かず低すぎます。

選択肢3. 食塩は、4gとする。

妊娠高血圧症候群での食塩はおおむね7〜8g未満が目安で、4gまで下げる厳しい制限は推奨されていません。

選択肢4. カリウムは、1,500mgとする。

この方の血中カリウムは4.5mEq/Lで正常範囲にあります。
正常なのにあえて1,500mgまで制限するのは過剰な対応で、根拠がありません。

選択肢5. 飲水量は、制限しない。

原則制限せず、口の渇きに応じてとってよいとされているので、これが正解です。

まとめ

母体と胎児に必要な栄養は確保し、食塩は控えても水分は原則制限しない、と覚えておきましょう。

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