管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問134 (臨床栄養学 問24)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問134(臨床栄養学 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

COPD患者の病態および栄養管理に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 動脈血酸素分圧が上昇する。
  • 1秒率が上昇する。
  • 安静時エネルギー消費量が増加する。
  • たんぱく質を制限する。
  • リンを制限する。

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この過去問の解説 (2件)

01

COPD(慢性閉塞性肺疾患)についての記述です。

肺胞機能の低下や気管支炎の影響でガス交換が上手く出来ない状態です。

気道が狭くなり、息切れや咳症状が現れます。

空気をうまく吐き出せず、ガス交換効率が悪化するため、呼吸回数が増えます。

選択肢1. 動脈血酸素分圧が上昇する。

不正解です。

肺胞で酸素の取り込む量が減り、血中の酸素分圧も減少します。

選択肢2. 1秒率が上昇する。

不正解です。

1秒率とは、1秒間で空気を吐き出せる量を測定する、肺機能の指標です。

気道が狭くなっているため1秒率は低下します。

選択肢3. 安静時エネルギー消費量が増加する。

正解です。

呼吸が困難になり、呼吸を行うために通常より多くのエネルギーを使うため、安静時でもエネルギー消費量が増加します。

選択肢4. たんぱく質を制限する。

不正解です。

制限は行わず、むしろ高たんぱく食が求められます。

選択肢5. リンを制限する。

不正解です。

十分な摂取が求められます。

まとめ

呼吸器が上手く機能しない状況をイメージして解いてみましょう。

酸素が取り込めず、二酸化炭素が身体にたまりやすい状態です。

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02

COPDは、たばこなどで気道や肺が傷み、息が吐き出しにくくなる病気です。
呼吸そのものに余分な力がいるので、じっとしていてもエネルギーを使ってしまいます。
病態の検査値と、栄養の考え方を分けて見ていきます。

選択肢1. 動脈血酸素分圧が上昇する。

これは方向が逆です。
肺でのガス交換がうまくいかず、動脈血の酸素分圧は低下します。
上昇ではありません。

選択肢2. 1秒率が上昇する。

こちらも逆になっています。
息を吐き出しにくくなる閉塞性の障害なので、1秒率は低下します。
上昇するわけではありません。

選択肢3. 安静時エネルギー消費量が増加する。

これが最も適当です。
呼吸筋がいつも余分に働くため、安静にしていてもエネルギー消費が増えます。
体重が落ちやすいので、栄養はしっかり補う必要があります。

選択肢4. たんぱく質を制限する。

これは制限する理由がありません。
筋肉ややせを防ぐため、たんぱく質はむしろ十分にとりたい栄養素です。
制限はしません。

選択肢5. リンを制限する。

こちらも制限はあたりません。
リンは呼吸筋の働きにも関わるミネラルで、不足は避けたいところです。
あえて制限する必要はありません。

まとめ

COPDは「エネルギーを消耗しやすい」病気だと覚えておくと解きやすくなります。
酸素分圧も1秒率も低下するので、上昇とした選択肢は外せます。
たんぱく質やリンを制限すると書いた引っかけにも気をつけてください。

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