管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問147 (公衆栄養学 問11)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問147(公衆栄養学 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

公衆栄養マネジメントに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 地域診断は、医療機関が中心になって行う。
  • プリシード・プロシードモデルの最終目標は、生活習慣病の発症予防である。
  • 課題解決型アプローチでは、住民が主体となって目指す姿を決める。
  • 食環境整備は、環境負荷を低減する食料の生産システムを開発することである。
  • PDCAサイクルに従って実施する。

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この過去問の解説 (2件)

01

地域診断やプリシード・プロシードモデル、課題解決型といった用語が、それぞれどの段階や考え方を指すのかで正誤が分かれます。
地域の課題を捉え、計画を立てて実施し、見直していきます。
この一連の流れを頭に描きながら、一つずつ読んでいきます。

選択肢1. 地域診断は、医療機関が中心になって行う。

地域診断は、医療機関だけが中心になって行うものではありません。
行政や住民など、地域の幅広い関係者が関わって進めます。
担い手を一つに限ってしまうと実態とずれてしまいます。

選択肢2. プリシード・プロシードモデルの最終目標は、生活習慣病の発症予防である。

プリシード・プロシードモデルが最終的に目指すのは、生活の質の向上です。
特定の病気の発症予防そのものが最終目標ではありません。
最後に何を目指すのか、というところを取り違えやすい部分です。

選択肢3. 課題解決型アプローチでは、住民が主体となって目指す姿を決める。

住民が主体となって目指す姿を決めていくのは、目的設定型の考え方の側です。
課題解決型は、明らかになった課題をもとに進めていく考え方です。
二つのアプローチを入れ替えた引っかけになっています。

選択肢4. 食環境整備は、環境負荷を低減する食料の生産システムを開発することである。

食環境整備は、健康によい食物や情報を選びやすくしていく取り組みです。
環境への負荷を減らす食料生産システムの開発そのものを指すわけではありません。
似た言葉でも、ねらいが違っています。

選択肢5. PDCAサイクルに従って実施する。

これが正しい内容です。
計画して、実施して、評価して、見直すというPDCAサイクルに沿って進めていきます。
公衆栄養マネジメント全体を支える基本の流れにあたります。

まとめ

PDCAサイクルがわかれば、ほぼ正解にたどり着ける問題でした。
ほかの選択肢は、最終目標や担い手、二つのアプローチを入れ替えて作られています。
課題解決型と目的設定型は「課題が先か、住民の意思が先か」で切り分けると、入れ替えに気付けます。

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02

公衆栄養マネジメントとは、地域全体の健康向上を目的とし、栄養に関するプログラムを実行・管理することです。

選択肢1. 地域診断は、医療機関が中心になって行う。

不正解です。

市町村(保健所など)が中心となって行います。

選択肢2. プリシード・プロシードモデルの最終目標は、生活習慣病の発症予防である。

不正解です。

プリシード・プロシードモデルの最終目標はQOLの向上です。

選択肢3. 課題解決型アプローチでは、住民が主体となって目指す姿を決める。

不正解です。

目標設定型アプローチの説明です。

問題解決のためのアプローチの主体は専門家が行います。

選択肢4. 食環境整備は、環境負荷を低減する食料の生産システムを開発することである。

不正解です。

公衆栄養マネジメントにおける食環境整備とは、その地域や住民の食環境やインフラを整える事です。

選択肢5. PDCAサイクルに従って実施する。

正解です。

公衆栄養マネジメントは、計画(Plan)→実施(Do)→評価(Check)→改善(Act)のPDCAサイクルに沿って進めます。

まとめ

公衆栄養マネジメントでは、地域診断に基づきPDCAサイクルを回すことが基本となります。

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