管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問157 (給食経営管理論 問5)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問157(給食経営管理論 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

事業所給食における委託契約に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。
  • 管理費契約では、日々の食数変動に関係なく、委託側が定額の運営管理費を受託側に支払う。
  • 管理費契約では、利用者からの食事代の全てを運営管理費にあてる。
  • 食単価契約の1食当たりの単価は、食材料費である。
  • 食単価契約では、受託側の収益は、日々の食数変動による影響を受けない。
  • テナント契約では、委託側が給食に関わる全ての経費を負担する。

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この過去問の解説 (3件)

01

事業所給食の委託契約には代表的に

・管理費契約

・食単価契約

・テナント契約

があります。

 

それぞれの違いについて覚えておきましょう。

選択肢1. 管理費契約では、日々の食数変動に関係なく、委託側が定額の運営管理費を受託側に支払う。

正解です。

社員食堂運営に必要な人件費や、各種経費の管理費といった費用を

委託側が受託側に定額で支払いを行う方式です。
月額固定額となっているのが一般的です。

そのため、食数変動に関係はありません。

選択肢2. 管理費契約では、利用者からの食事代の全てを運営管理費にあてる。

誤りです。

利用者から徴収した食事代は、

そのまま全額が運営管理費になるわけではありません。

選択肢3. 食単価契約の1食当たりの単価は、食材料費である。

誤りです。

食単価契約の「単価」には、食材料費の他に

人件費・光熱費・管理費などを含めて設定されます。

そのため、単価=食材料費のみではありません。

選択肢4. 食単価契約では、受託側の収益は、日々の食数変動による影響を受けない。

誤りです。

食単価契約は、1食〇円と契約する方法です。

そのため、1日の食数によって大きく変動します。

選択肢5. テナント契約では、委託側が給食に関わる全ての経費を負担する。

誤りです。

テナント契約は、給食会社が食堂を借りて営業する方式です。

例えば、事業所の食堂を借りて給食会社が運営しているという状態のものです。

利用者は、事業所に直接お金を払います。

 

そのため、受託側が給食に関わる全ての経費を負担します。

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02

事業所給食における委託は、

主に

〇管理費契約・・・委託側が人件費・諸経費などを負担し、利用者が支払う食事代をすべて食材料費にあてる契約

〇食単価契約・・・利用者が支払う食事代により、食材料費、人件費、利益、諸経費までまかなう契約

〇テナント契約・・・利用者が支払う食事代により全てを受託側が負担する契約

 

となります。

それぞれの特徴を理解しておきましょう。

選択肢1. 管理費契約では、日々の食数変動に関係なく、委託側が定額の運営管理費を受託側に支払う。

正解です。

 

受託側の負担は大きいですが、利用者側の負担は軽減する傾向があります。

選択肢2. 管理費契約では、利用者からの食事代の全てを運営管理費にあてる。

誤りです。

 

管理費契約では、利用者からの食事代全てを食材料費にあてます。

選択肢3. 食単価契約の1食当たりの単価は、食材料費である。

誤りです。

 

管理費契約の1食当たりの単価は、食材料費となります。

選択肢4. 食単価契約では、受託側の収益は、日々の食数変動による影響を受けない。

誤りです。

 

食数が減少することで利益が減少します。

食単価契約には、利益が含まれているため影響を受けます。

選択肢5. テナント契約では、委託側が給食に関わる全ての経費を負担する。

誤りです。

 

テナント契約では、受託側が給食に関わる全ての経費を負担します。

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03

この問題では「誰が費用を負担し、受託側の収入が何で決まるか」に注目をしてみましょう。

 

管理費契約

受託側が食材料費を負担し、受託側は給食運営を行うことです。

定額の管理が受託側の収入となるため、食数の増減による影響を受けにくいです。

イメージするなら、「給食会社に運営を任せ毎月決まった管理費を払う契約」です。

 

食単価契約

1食あたりの単価を決めて契約する方式です。

単価に含まれるのは「食材料費、人件費、管理費など」です。

この契約は提供食数が増えれば、受託側の収入も増え、減れば収入も減ります。

イメージとしては、「お弁当1個500円で注文する契約」です。

 

テナント契約

受託側が食堂を借りて独立採算で運営する方式です。

利用者から直接食事代を徴収し、その収入で運営します。また、経費や利益の管理も受託側が行います。

イメージは、「会社の食堂に飲食店が入って運営している状態」です。

 

 

選択肢1. 管理費契約では、日々の食数変動に関係なく、委託側が定額の運営管理費を受託側に支払う。

正しいです。

選択肢2. 管理費契約では、利用者からの食事代の全てを運営管理費にあてる。

間違いです。

利用者からの食事代は食材料費や運営費などに充てられるため、全額が運営管理費となるわけではないです。

問題の出し方としても、「全て」と書かれている場合は間違いの確率が高いです。

選択肢3. 食単価契約の1食当たりの単価は、食材料費である。

間違いです。

食単価契約の単価には、食材料費だけではなく人件費や管理費なども含まれます。

 

選択肢4. 食単価契約では、受託側の収益は、日々の食数変動による影響を受けない。

間違いです。

食単価契約においては、先ほどの解説の通り提供食数に応じて収入が決まるため、食数の増減は受託側の利益に影響します。

選択肢5. テナント契約では、委託側が給食に関わる全ての経費を負担する。

間違いです。

テナント契約では、受託側が即率採算で給食を運営するため、給食に関わる経費は主に受託側が負担します。

まとめ

管理費契約=定額

食単価契約=食数に応じて変動

テナント契約=独立採算

 

を覚えておきましょう!

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