管理栄養士 過去問
第40回(2026年)
問185 (応用力問題 問13)

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問題

管理栄養士試験 第40回(2026年) 問185(応用力問題 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み問いに答えよ。

K病院に勤務する管理栄養士である。
患者は、78歳、女性。4年前に慢性心不全と診断され、外来通院を行いながら、心臓リハビリテーションを受けている。慢性心不全の急性増悪による入院歴がある。通常の日常生活では症状を認めないが、買い物で重いものを運んだり、家の掃除で無理をしたりすると、疲労や動悸を自覚している。摂食嚥下機能に問題はない。
ACE阻害薬、β遮断薬、利尿薬が投与されている。
身長150cm、体重48kg、BMI21.3kg/m2。血圧118/72mmHg、脈拍数82回/分。浮腫あり。空腹時の血液検査値は、アルブミン3.4g/dL、血糖82mg/dL、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.48mg/dL、ナトリウム142mEq/L、カリウム4.6mEq/L、BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)218pg/mL(基準値:35pg/mL未満)。
1日当たりの目標エネルギー量を1,400kcalとし、外来栄養食事指導を行うことになった。

この患者の1日当たりの目標栄養量の組合せとして、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
  • たんぱく質:50(g/日)  食塩:3(g/日)
  • たんぱく質:60(g/日)  食塩:3(g/日)
  • たんぱく質:50(g/日)  食塩:5(g/日)
  • たんぱく質:60(g/日)  食塩:5(g/日)

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この過去問の解説 (1件)

01

この患者は、

・高齢者
・慢性心不全
・腎機能は保たれている(クレアチニン 0.48 mg/dL、尿素窒素 12 mg/dL)

といえます。

 

心不全は代謝異常が生じ、骨格筋の異化が進みやすく、

サルコペニアやフレイルのリスクが高まります。

サルコペニアを防ぐため、

1.0〜1.5g/kg/日程度のたんぱく質摂取が推奨されます。

この患者は、腎機能は安定しています。

そのため、たんぱく質を摂取することは可能です。

 

また、慢性心不全では、

食塩6 g/日未満が基本です。

選択肢1. たんぱく質:50(g/日)  食塩:3(g/日)

誤りです。

たんぱく質量が少なく、食塩量も制限しすぎです。

 

重症の慢性心不全では、1日3g以下を目標にする場合がありますが、

安定している場合は、6g未満で十分です。

食塩量を制限しすぎるとQOLが低下します。

選択肢2. たんぱく質:60(g/日)  食塩:3(g/日)

誤りです。

たんぱく質量はいいですが、食塩3 gは厳しすぎます。

選択肢3. たんぱく質:50(g/日)  食塩:5(g/日)

誤りです。

食塩は適切ですが、たんぱく質がやや不足しています。

選択肢4. たんぱく質:60(g/日)  食塩:5(g/日)

正解です。

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